東海オンエアのサブチャンネルはなぜ300万人から愛されるのか? 視聴者の胸を打つ“メンバーの人生ドラマ”

「東海オンエアの控え室」登録者300万人突破

 チャンネル登録者698万人以上(2023年8月31日時点)を誇る、言わずと知れた人気YouTuberの東海オンエア。このたび、彼らのサブチャンネルが登録者数300万人を突破した。YouTuberはメインチャンネルのほかに試験的な企画や趣味・雑談のゆるい配信などを目的としたサブチャンネルを持っていることが多いが、東海オンエアのサブチャンネル「東海オンエアの控え室」はメインチャンネルと言っても過言ではないほどの人気を得ている。チャンネル登録者が数百万単位のインフルエンサーでも「サブチャンネルは細々と」というスタンスの場合も多いなか、なぜこのように多くの人から支持されているのだろうか。今回は「東海オンエアの控え室」の人気の秘密を考察する。

ムードメーカーのてつやを中心に、バカバカしくておもしろい企画を体現

 サブチャンネルでは6人のメンバーの中でも天然でいじられキャラのてつやを中心に、ひたすら時間をかけた企画やメインチャンネルで見せられない前衛的な企画を披露している。

【罰ゲーム】集中力欠落王てつや、3時間瞑想の刑

 「【罰ゲーム】集中力欠落王てつや、3時間瞑想の刑」では、メインチャンネルで実施した企画の罰ゲームとして、てつやがノーカットで3時間瞑想する様子を紹介。適当な導入が笑えるほか、真面目に3時間瞑想をしていることや動画のあいだに広告がたくさん挟まっていることなど、ゆるくもありストイックさもある不思議な動画になっている。コメント欄を見ると「ちゃんと寝落ちできる」、「マジでてつやと一緒に勉強するの捗るわ」と睡眠導入や作業用として流しているファンの姿も見受けられる。再生数も900万回を超えていることから、重宝されていることがわかる。

【作業用】3時間チャーハンを炒め続ける男たち

 同様に“時間にものを言わせた企画”として「【作業用】3時間チャーハンを炒め続ける男たち」がある。チームに分かれてチャーハンを炒め続ける人、みかんを揉み続ける人、卵白を泡立て続ける人など各々が担当した作業をやり続けるといった企画だ。3時間もあれば話すことはなくなりそうだが、それぞれの経過を報告しながらワイワイ話し続ける姿が映されている。

 こういったバカバカしくも攻めていて、ながら見できる動画が再生回数上位になっている。人気YouTuberでここまでゆるい企画に時間を割くのはガッツがないとできないこともあり、シンプルな構成でありながらある意味オリジナリティのある動画になっているのではないだろうか。

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