DetonatioN FocusMe、前人未到の『LJL』6連覇で世界大会へ Yutapon「世界にDFMを見せたい」

 MOBAゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」の国内プロリーグ『League of Legends Japan League』(LJL)の決勝大会「LJL 2023 Summer Split Finals」が、8月20日に幕張メッセイベントホールにて開催された。

 試合前にはストリーマーたちによる「ストリーマーショーマッチ」が実施され、「チームらいじん」(らいじん、スタンミじゃぱん、象先輩、立花はる、なぎさっち)と「チームたかや」(SHAKA、たかやスペシャル、たぬき忍者、Zerost、ケイン・コスギ)の2チームに分かれて熱戦を披露。試合は「チームたかや」のZerostが大暴れ。大量キルを獲得し、「チームらいじん」を圧倒しての勝利を演出した。

 試合後、取材に応えた「チームたかや」の面々は、圧倒的なパフォーマンスを見せたZerostについて「さすがにやめてほしかった」(SHAKA)、「ちょっとやりすぎなんじゃないかなと思ってた」(たかや)、「俺がやりすぎてるわけじゃないし、って感じで眺めてました」(たぬき忍者)と、いたずらっぽく笑いながら指摘。しかしZerostにも言い分があり、「ここ、絶対載せてください」として、「俺が『ちょっとこれやりすぎかな』って聞いたら、悪い大人3人(SHAKA、たかや、たぬき忍者)が『もっとやれ、もっとやれ』『俺たちのヘイト全部受けてくれ』って感じだったのに、 今は安全圏から石を投げているんです」と明かし、「これ、載せてください」と悲痛な訴えを繰り返した。

 もっとも、その後にはケイン・コスギも「いっぱいいっぱいでしたが、たまにタブキーを押すと、すごいキル数でびっくりしてました。ファイトしてる時も1番前に出て、みんな帰ろうとしてるときにもずっと戦ってるから、一応ヒールだけはして帰ってました」と暴露。Zerostは「俺もアドレナリンが出てた」と反省(?)していた。

DFMがリーグ6連覇 Aria「人生で一番うれしいかもしれない」

DFMが6連覇を達成した

 大観衆が見守るなかで迎えた決勝戦は、絶対王者・DetonatioN FocusMe(DFM)とFukuoka SoftBank HAWKS gaming(SHG)の対決。1ゲーム目は絶対王者・DFMが圧巻の戦いで奪取したが、2ゲーム目はSHGが取り返して1-1とした。

 その後は3ゲーム目をDFM、4ゲーム目をSHGが取り合う一進一退の展開。2-2でもつれ込んだ運命の最終ゲームは、DFMが冷静な試合運びで優勢を保って進め、勝利をつかみ取った。この結果、DFMはSummer Splitの王者となるとともに、韓国で開催される世界大会「Worlds 2023」のLJL代表としての出場権と賞金1,000万円を獲得している。

 試合後、DFMのAriaは「人生で一番うれしいかもしれない」とコメント。Yutaponは「結果を残して世界にDFMを見せたい」と「Worlds」への意気込みを語っていた。

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