水溜りボンド・トミー、個人チャンネルが登録者数50万人を突破 快進撃を生んだファンとのコミュニケーション術

 登録者50万に突破から遡ること11日。今月6日に公開した動画でトミーは、今年2月時点で20万人だった登録者数が5か月ほどで25万人増加したことに言及。予想外の伸びに「めっちゃ奇跡起きたね」「どうしたんだろう。なにが起きたんだろう」と発言するシーンがある。急激な登録者数増加に驚いていたのは、トミー自身だった模様。自身について「特段なにかに秀でている人間であったわけでもない」というトミーだが、今回の50万人を突破したのには「Shorts」が大きく影響していることを明かしている。

 「奇跡的にショート動画が当たりまして」と話すトミーは、チャンネル登録者数増加の理由について、同規模のチャンネルに比べ、コメント数や高評価が高かったことを挙げている。ショート動画を公開した瞬間のコメントの量と高評価の数、リピート率といった視聴者の熱量が「ほかの20万人のチャンネルの1000倍くらいだった」そうだ。熱心なファンたちの後押しが影響し、トミーのShortsはしばらく水溜りボンドから遠ざかっていた視聴者にも届いたようだ。生配信のコメント欄には、久しぶりにトミーを見にきたという視聴者が書き込んだメッセージも確認できる。

 ところで、トミーのShortsが視聴者から熱い支持を受けるのはなぜなのか。これまでのShortsを見てみると、トミーが頻繁に視聴者のコメントを拾い、そのコメントをもとに動画を制作していることがわかる。前述の「50万人いったら視聴者さんに料理作る」もそのひとつだが、「本当にコメントを読んでるか怪しい」というコメントに答えるものや「野菜を食べてほしい」といったリクエストに応えるものなど、しっかりとコメントに目を通していることが読み取れる。

 コメントを通したコミュニケーションは多くのYouTuberが行っているが、ここまで頻繁に取り上げるYouTuberはかなり稀。だからこそ、このトミー流のコミュニケーション術と企画術に魅せられ、気づいたらトミーのShortsを見ていたという視聴者がいてもなんら不思議ではないのだ。大きな炎上を通し、視聴者の応援のありがたさを誰よりも痛感しているであろうトミー。今回のチャンネル登録者数50万人突破は、これまでの経験を糧に、視聴者とのコミニュケーションを大切に考えたコンテンツ作りに要因がありそうだ。

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