25年前の名作『ポケモンカードGB』がNintendo Switchで復刻 今でも“ポケモンカード入門編”として通用する理由

令和でも通用する”ポケモンカード入門ソフト”

25年前のゲームながら、現在のポケモンカードとの共通点は多い

 すでに『ポケモンカードGB』が発売されてから25年がたとうとしている。その間でポケモンカードは累計出荷枚数が257億枚を超え、「ポケモン」シリーズの発展に伴って数百種以上のポケモンが新たに収録された。ゲームルールもマイナーチェンジを繰り返したほか、いまでは億単位の値段がつけられたカードも存在する。遊び方から市場における価値、注目度の高さまで、年月を重ねるうちにポケモンカードを取り巻くアレコレが激変したと言える。

 だとしても、現在におけるポケモンカードの基本的な遊び方は、25年前の公式ルールと共通している点は意外に多い。「サイドに置かれたカードがすべてなくなると負け」といった勝敗条件をはじめ、「規定のエネルギーカードをポケモンにつけ、対応したワザを発動する」といった点も健在だ。だからこそ、「ポケモンカードの遊び方を知りたい」「対人戦の前にNPC戦で雰囲気を掴みたい」といったプレイヤーに、チュートリアルやシングルプレイに対応した『ポケモンカードGB』はうってつけである。

 もちろん、収録されているカードは25年前のものなので、『ポケットモンスター スカーレット・ヴァイオレット』に登場するポケモンたちは一切含まれていない。くわえて現代のゲームソフトと比べると操作性が異なる点が多々あるため、ある種の不便さを感じるかもしれない。それらを差し引いても、ポケモンカードの醍醐味を手軽に味わいたいなら、「『ポケモンカードGB』が最適ではないか?」とあらためて感じた次第だ。

 『ポケモンカードGB』は「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」加入者向けに提供中。リアルタイムに触れたことがあるプレイヤーやそうでない方も、この機会に色褪せない名作をチェックしてみてはいかがだろうか。

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