7月11日にスタートした「Amazonプライムデー」。年に1度のビッグセールは、自宅のガジェット周りを一気に充実させるチャンスだ。ゲーム担当でもある筆者にとっては、さまざまなゲーミングデバイスの価格とにらめっこする期間でもある。今回は、プライムデーでゲーミング環境の整備を目論む方々へのおすすめデバイスや、筆者自身が購入を検討している商品を5つ厳選して紹介したい。

デバイスのなかでも特に失敗したくないモニター選び

　まず、デスクやチェア、PCといったベーシックな設備は揃っていることを前提に話を進めさせていただきたい。そのうえで、数あるデバイスのなかでも特に悩みの種になりやすいものの一つがモニターだろう。サイズだけでなく、さまざまなスペックが購入者の頭を悩ませる。ゲーマーとしてはグラフィックの美しさや対人戦における自身のパフォーマンスなど、どんなジャンルでもゲーム体験に大きく関係してくるデバイスだけに、失敗もしたくない。

　そこで筆者がおすすめしたいのは、愛用中のASUSのゲーミングモニター『TUF Gaming VG249Q1A-J』だ。FPSにおいて最適解とされる24インチ（本商品は23.8インチ）のサイズに美麗なIPSパネル、そして165Hzのリフレッシュレートを兼ね備えるだけでなく、画面の角度や高さの調節も簡単で、ユーザーフレンドリーなモニターと言える。リフレッシュレートは240Hzや360Hzの最高峰に及ばないものの、FPSを一般プレイヤーレベルで楽しむうえでは足枷に感じることはなく、グラフィックが売りのゲームも十分に楽しむことができる。非常にコストパフォーマンスの高いモニターだ。

　そして、モニターをより使い勝手良くするためのアイテムとして、『Amazonベーシック デスクマウント シングル モニターアーム ブラック』を挙げたい。こちらは筆者も購入検討中の商品で、数あるモニターアームのなかでも高い評価を得ている。モニターの角度や高さを自由に調整することを可能にするため、デスク上のスペースが足りない、モニターを特殊な位置に置いて使いたいという方にとっては必須レベルのアイテムになる。

ゲーマー向けの魅力が詰まった「Apex Pro TKL」

　モニターのほかにゲーマーを悩ませるゲーミングデバイスが、マウスとキーボードだろう。ゲーム中は常に右手と左手に触れるデバイスであり、使用感が最も重視されるデバイスでもある。重要度はモニターに勝るとも劣らず、決して安い買い物ではないだけに、しっかりと吟味したうえでプライムデーを活用してアップデートしたいゲーマーも多いのではないだろうか。

　まずは、超軽量のものや有線・無線、そして左右対称かエルゴノミクスなど、数え切れないほどの組み合わせが選択肢として存在するマウス。ここ1年ほどは超軽量マウスが流行しており、さまざまなメーカーがこぞって新商品を発売しているが、今回はLogicool『G PROワイヤレス』をおすすめしたい。筆者も長く愛用しており、80gと現代の無線マウスとしては“中量級”ながら、なめらかな操作感に快適なクリック感、そして押しやすいサイドボタンと、高い平均値を保証してくれる。50g〜60g台の超軽量マウスに強いこだわりがなければ、新たな“相棒”として購入を検討してはいかがだろうか。

　そしてキーボードは、筆者も購入検討中のSteelSeries『Apex Pro TKL』をレコメンド。FPSのプロ選手も使用することの多いキーボードで、ここまでに紹介したものと比較すると高価格帯の商品だが、なかなかセール対象となることがなく、今回のプライムデーはチャンスと言える。高級な打鍵感はもちろん、細かなプロファイルが設定可能なOmniPointスイッチ搭載など、何かと自分好みに設定したくなるゲーマーにとって魅力的なポイントの多い商品だ。

　最後に、キーボードとともに使いたいアイテムを紹介。HyperXの『リストレスト』だ。キーボードを扱う左手首は、どうしてもデスクと接してしまい、負担を受けがち。そこにリストレストを一つ置くだけで、それまで硬さを感じていた部分が柔らかな感触に包まれる。筆者は「そこまで変わらないだろう」と使っていなかったが、以前セール時に気まぐれで購入してみたところ、もはやゲームプレイ時に欠かせないアイテムとなっている。リストレストに限らず、プライムデーにはこうした思わぬ出会いも期待したいところだ。