「モンスター新入社員の問題行動」が人気急上昇 誇張した“あるある”を一人芝居で魅せるYouTuber
あるある系ネタは、YouTubeで一定の人気がある。そのような中、就活あるあるネタで人気を博すYouTuberがいるので、今回ぜひ紹介したい。チャンネル名は「GOLILA-GOLILA【ゴリラゴリラ】」で、チャンネル登録者数14.4万人を誇る、人気の男性YouTuberだ。面白さを感じつつも、就活生にも役立っている彼のコンテンツの魅力を深掘りしていきたい。(2023年7月4日時点)
現時点、当チャンネル内でもっとも再生回数の多い「【就活あるある】就活生の実はバレバレな嘘9選」という動画では、1人で面接官と就活生の2人を演じたりしながら、志望度やTOEICの点数など、バレやすい就活生の嘘をコンテンツとして作り上げている。
彼のコンテンツの面白さは、ただあるあるネタを届けるだけでなく、ユーモアを交えながら演じるところ。上記の動画でも、適宜テロップでツッコミを入れたり、明らかにバレる嘘を堂々と話したりする演技などが、視聴者の笑いを誘っている。
また、就活あるあるだけでなく、就職後に社員として働いた際のネタの動画も投稿している。直近の動画で言えば、2023年6月公開の「有給がないのに休み続けたやばい新入社員→望み通り休ませ続けた結果ww【スカッと】」という動画では、有給休暇がないにもかかわらず無断欠勤などを続けた新入社員が解雇まで至るストーリーを描いた、スカッとする内容となっている。本動画は、TVドラマ『相棒』(テレビ朝日)のパロディ要素を含んでおり、やはりユーモアがあって笑える内容だ。
彼はなぜ、主に就活あるあるネタで、チャンネル登録者数14.4万人という人気を誇るのか。コメント欄やSNSを見てみると「一人芝居の能力が突出していること」が理由の1つにあることがわかる。彼の動画では度々複数人のキャラクターが登場するが、すべて1人で演じている。声のトーンやキャラクターごとの性格、服装の違いなど細部に渡るまで意識して演じており、すべて同じ1人の男性が演技しているとは思えないほどのクオリティだ。そして、前述のとおりユーモアも交えながらコンテンツを作り上げているので、視聴者としても非常に見やすい内容となっている。こうした細かな配慮があって、視聴者に受け入れられているのだろう。
また、彼のコンテンツは視聴者の就活や社会人生活に役立っている側面もある。たとえば、冒頭に紹介した動画のコメント欄を見てみると、一部これから面接に臨む就活生が視聴しており「毎回ためになるし面白い」「楽しくもあり、自分もこうなったらどうしようと不安の気持ち、両方の気持ちを抱きながら見ています」といった、コンテンツを参考にしている視聴者がいることがわかる。また、コメント欄では就活や社会人生活のアドバイスをしている視聴者もおり、一部の人にとって役立っていると思われる。
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