みなさま、こんにちは。十束おとはです。突然ですが、みなさんは「プリ」を撮ったことってありますか？

　私はもちろんあります！　学生時代は放課後に友だちとゲーセンに行っては何度も撮り、思い出を作っていました。

　プリにはその時代ごとにトレンドがあるのですが、私がよく撮っていたころはつけまつげがオマケでなぜか付いてきたり、プリ機の中に椅子が用意されていたりと“盛り沢山の時代”だったように思います。

　さて、そんな時代と共に形を変えてきたプリですが、「いまのプリ機はどんな風になっているのだろう……気になるけど1人で調べに行くのも寂しいなぁ……」と思っていたところ、なんとプリ機メーカーのフリューさんを取材させていただけることに！

　ということで、今回は最先端プリ機たちをご紹介いたします。

　まずはこちら！　「ワタシだけの可愛いを見つける旅に出かけよう」がテーマの最新機種『MY PALETTE』。

　「うるみ盛れ」で、ちゅるんと可愛いお顔になることができます。また、カンタンに可愛くなれる「MYレタッチ＆MYメイク」という落書き機能がついているので、自分好みの“盛り”を追求することが可能。きちんと顔を認識してくれるのでワンタッチでさらに可愛い自分になることができます。

　そして、『MY PALETTE』最大の特徴が「セルフショットタイム」。8種類のオシャレなカラーライトから好きなものを選んで撮影していくのですが、フォトプランとスマホプランを自分で選ぶことができます。

　フォトプランはプリ機のカメラで撮影していくのですが、普段のモードよりもナチュラルな盛り方をしてくれて、韓国発のトレンドである「“セルフ写真館”に近いのでは」と感じました。スマホプランは自分のスマホをスタンドに設置してなんと60秒撮り放題だそうです。プリを撮りに来ているのに、スマホでもたくさん写真が撮れるなんてうれしい限りですよね。

　さらに感動したのがシールデザインの可愛さ。いまどきの子たちは大きめに分割してそのままスマホケースに挟んだりするので、すぐに使えるように可愛くしているんだそうです。私がJKの時は30分割くらいの小さいものも人気だったので、流行の変化にびっくりしました。バッテリーケースにプリを貼ったりしていましたよね……懐かしい……。

　1つ目のシールを手に入れて早くも上機嫌な私ですが、さらに気になる機種を発見！

　次にご紹介するのは『IDOLY studio』。アイドル級の“女神盛れ”が叶う機種です。見た目から可愛すぎて、どきどきワクワクしながら入場しました……！

　この機種の特徴は、カラーカーテンが選べたり撮影アイテムが選べたり（猫耳やハートなど）自由度が高いことと、「女神フィルター」というメイクとレタッチがセットになった加工フィルターがなんと10種類もあるところ。

　「今日はプリを撮る予定じゃなかったから、なにもヘアアクセを付けてない……」という日でも大丈夫。撮影アイテムを選ぶだけでだいぶ華やかになります。スタンプも女の子らしくて可愛いものがたくさんあるので、ぜひ撮ってみていただきたいです。

「ああ大満足！」と思いきや、十束おとはを試練が待ち受ける……

　2機種で無事撮り終え大満足！……と思っていたのですが、リアルサウンドテックの編集さんが「夏限定のプリ機がありますよ」と私にもう1機種おすすめしてきてくれました。けれど、あまりにニコニコしていたので私は気がついてしまいました。「あ、これ怖いやつだ……」と。

　私は本当にホラーが苦手でして、どれくらいダメかというと文化祭のお化け屋敷でも大泣きしてしまうくらいのビビリ。でも、せっかくここまで来たし体験しよう、と決意してマネージャーさんを召喚しました。

　というわけで、『yumecoi』というプリ機に搭載されている「ゆめちゃんといっしょ」という夏限定のモードを最後にご紹介します。フリューと株式会社闇とのコラボレーションで、“夏にぴったり”の機種です。

　ネタバレしない方が楽しんでいただけると思うので詳細は伏せますが、ブースに入る前から不穏な雰囲気で、入ってからもひたすらに怖く、最終的にはマネージャーさんを残して「絶叫しながら逃げる」という暴挙に出てしまいました。マネージャーさん、すみませんでした……。

　それと、落書き時間が終わってシールを受け取る最後の瞬間まで、どうか気を抜かないでくださいね。これだけ怖い怖いと言ってしまいましたが、友達と一緒に挑戦すれば盛り上がること間違いなしです！　今年の夏の思い出にいかがでしょうか？

　ということで、今回は3種類のプリ機をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか？最後にフリューの広報さんにお話を伺ったのですが、新作プリ機を作るにあたっては、やはり現役JKの意見を大切にしているそうで、定期的に彼女たちにヒアリングをして商品開発にあたっているそうです。ただ、トレンドはあっという間に変わってしまうものなので「今、流行るもの・求められているもの」ではなくその意見を元に「今後流行りそうなもの・求められそうなもの」を予想して作り上げていくのだとおっしゃっていました。みなさんの努力の結晶が、JKたちの思い出を作っているんですね。

　日々進化を重ねながらも、若者の心に寄り添いつづけているプリ機。今後も目が離せません！