連載:カップルYouTubeクリエイターと○○(第四回)

「YouTubeを始めてケンカの重要性を知った」 ともかほちゃんねると考える“カップルの仲直り方法”

カップルにとってのケンカの重要性

かほ:ケンカの原因は、案外しょうもないことなんですよ。キッチンで料理のシーンを撮るときに、「この角度から斜めに撮ると思っていたのに、正面から撮るんだ?」みたいな(笑)。でも、その気まずい空気のまま撮り続けていると意外におもしろい展開になるときがあるので、あえてカメラを回しっぱなしにして動画にすることもあります。

ともや:プライベートでのケンカは、いま、パッと思い浮かばないくらいしょうもないことが多いですね。二人とも優柔不断なところがあるので、外出先でお昼ごはんを何にするかなかなか決まらなくて。おなかもすいてくるし、だんだんイライラしてケンカになる、みたいな(笑)。

かほ:あとは、ともやの寝つきがよすぎるとか。夜ごはんを食べ終わって、私がちょっと眠くなったから「そろそろ寝ようか~」と言うと、ともやはまだ眠くないからってしばらく一人で起きているんですよ。なのに、いざ布団に入るとあっという間に寝息をたてているから、すごくムカつくんです(笑)。もちろん、ともやは全然悪くないんですよ。ただ、私は寝つきがよくないから悔しくて。なので、たまに「なんで寝てるの!」って起こします(笑)。

ともや:でも、ケンカをするようになってから、お互いに本音を言いやすくなった部分もありますね。二人で何でも話し合うようになって、共有することがすごく増えたので。YouTubeを始めてからのほうが、お互いをより深く知れるようになったなって感じます。かほが賢い人だということは元々わかっていたんですけど、さらに“こういう気づきができる人って、スゴいな”と思うようになりました。例えば仕事面だと、事務作業は僕より全然処理スピードが速いし、やり方もすごく効率的なんですよ。

かほ:私が新たに知ったともやの一面は、動画へのこだわりですね。いま、編集作業は1本の動画を半分にわけて二人でやっているんですけど、たまに一人で1本全部担当することもあるんです。そういうときにともやの編集した動画を見ると、私の何倍もこだわって凝った編集になっているので、ホントにスゴいなと思います。

ともかほ流・仲直りの方法とは

ともや:僕は、カップルにとって話し合いは絶対に必要だと思うんです。ケンカって、要は話し合いじゃないですか。もちろん、感情的にならずに話し合えるならそれがベストですけど。ヒートアップしたとしても、意見をぶつけ合うことによってお互いの価値観を知れて、より理解を深められるのであれば、すごく意味のあることだと思うから。ただ、同棲を始めるときに“どんなに激しいケンカをしても絶対にこれだけはしない”というルールを二人で決めました。

かほ:たとえば、冗談でも「別れる!」と言わないとか、家を出ていかないとか……でも、以前ケンカをしたとき、私は1回だけ家を出ちゃったことがあります。私がすごく怒っているのに、ともやは全然気づかないで適当に返事をしてくるから。余計に腹が立って、「もういい!」って近所の古本屋さんに行って。しばらく時間をつぶしてから帰りました(笑)。

ともや:でも、そのことがあってから、ケンカをしたときは少し時間を置いて冷静になることが大切なんだなと思いました。基本的には二人とも早く仲直りをしたい派なので、ケンカをしたまま日をまたぐことはないんですよ。僕は気まずいまま時間が過ぎていくのがホントに嫌いなので、自分のなかで“ケンカをする前の自分に戻ろう”と気持ちを切り替えて、「仲直りしよう」と言います。

かほ:ともやは、「かほと仲良く楽しい時間をできるだけ長く過ごしたいから、この気まずい時間をやめたい。だから仲直りしよう」とまっすぐに言葉にしてくれるんです。そうやって言われると、こっちが怒っているのがアホらしくなって気持ちが落ち着いてくるというか。こんなふうに言ってくれる人に対して、何で私はこんなに怒れるんだろうって思えてくるんですよね。それがいつも仲直りのきっかけになっているので、すごくありがたいなと思います。

夫婦でありビジネスパートナーでもある ともかほちゃんねると考える“仕事とプライベートの切り替え方”

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