MaLiNが明かすアイドルならではのライブ配信 “燃え尽きてしまった過去”はどう乗り越えた?

 ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」で行われた「Your Storyーあなたの物語にはチカラがあるー」で、「MaLiN」が見事インタビュー権を獲得した。高校生の時からアイドルになりたかったというMaLiN。自分で立てた目標を2ヶ月で達成するほどの頑張り屋な反面「Pococha」で燃え尽きてしまった過去も持つ。MaLiNはどうやって壁を乗り越え、ファンとの絆を育んできたのだろうか。夢の実現のために一歩ずつ前進するMaLiNにたっぷりと話を聞いた。(Nana Numoto)

――「Pococha」を始めるまでは、どんなことをしていましたか。

MaLiN

MaLiN:私は現役の大学生なので、学校に通うかたわらアイドルを目指してオーディションを受けていました。

――いつごろからアイドルになりたいと思ったのでしょう。

MaLiN:高校生のころからずっとアイドルになりたいという思いがありましたが、なかなか勇気が出ませんでした。でも、東京の大学に入ると、周りの友達は積極的にいろいろなことに挑戦していたんです。みんなに刺激を受けてオーディションを受け始めたのが大学1年生のときです。

――ライブ配信を始めようと思ったきっかけは?

MaLiN:アイドルのオーディションを受けたときに、それ自体は不合格でしたが、プロデューサーさんから「今回は駄目だったけれど、まだ頑張ってほしい。アイドルを目指しながら一緒に『Pococha』で活動しないか」と声をかけてもらったことがきっかけです。

――アイドルになるためにライブ配信を始めたということですね。現在はライバーだけでなくアイドル活動もしているんですか。

MaLiN:練習生たちとユニットを組んで事務所の定期公演に出ています。まだグループは組めていませんが、だんだん夢が実現していく感じがして楽しいですね。

――ライブ配信ではどんな枠作りをしているのかも気になります。

MaLiN:みなさんから笑顔がいいねと褒めてもらえることが多いので、自分が笑顔でいることはもちろん、リスナーさんも笑顔になれるような明るいライブ配信ができるよう頑張っています。

――それは素敵ですね。どんなことをライブ配信しているのでしょうか。

MaLiN:雑談メインですが、歌を歌うこともあります。指原莉乃さんがプロデュースしている「=LOVE(イコールラブ)」というアイドルグループがすごく好きで、ライブ配信でも歌っていますね。

――アイドル活動をしながらライブ配信をする中で、工夫していることはありますか。

MaLiN:まずは私自身を好きになってもらい、その先に、アイドルとしての姿も好きになってもらえればと思っています。今はそのために頑張っているところです。

――以前のアイドルは劇場公演や握手会をメインに活動していたイメージがあります。最近は「Pococha」のようなライブ配信をしつつアイドル活動をすることがメジャーになってきているのでしょうか。

MaLiN:そうですね。アイドル活動をしながらライブ配信をやっている人は、増えてきていると思います。

――ファン作りにライブ配信が役立っている部分はありますか。

MaLiN:やはり「Pococha」は“誰でも見られる”、“どこでも見られる”のが強みです。ライブ配信のおかげでいろんな地域の方がファンになってくださっていますし、「Pococha」で私を好きになって、遠方からわざわざライブに来てくれる方も。そういうことのひとつひとつがありがたいですし、うれしく思っています。

――日本全国にファンができるのは、まさに「Pococha」の強みですね。MaLiNさんのリスナーさんはどんな方が多いですか。

MaLiN:男性が多いですね。年齢層は幅広く、19歳から71歳まで。私の枠ではリスナーさん同士の仲がいいんですよ。そうやって仲良くなってくださるのは嬉しいので、「あのリスナーさんに挨拶しにいくためにライブ配信に行ってみよう」と思えるような枠になったらうれしいですね。

――楽しそうな枠で、わくわくしますね。今回なぜ「Your Storyーあなたの物語にはチカラがあるー」に参加したのかも教えてください。

MaLiN:私の夢や想いが記事になれば、応援してくれるリスナーさんにしっかりと伝わるのではないかと思ったからです。また、まだ私のことを知らない人が読めば「Pococha」を見てもらえるチャンスにもなりますし、記事をたくさんの人に読んでもらってSNSでも拡散してもらえたら、もっと多くの人に私を知ってもらえるのではと思いました。

――「Your Storyーあなたの物語にはチカラがあるー」に参加することをリスナーの方に相談しましたか。

MaLiN:もちろん言いました。リスナーさんが、いいねと言って応援してくれたのがうれしかったです。

――「Pococha」を始めて壁に当たったことはありましたか?

MaLiN:ありましたね。私はやると決めたら突っ走るタイプ。「Pococha」を始めて2ヶ月で上位ランクであるA帯を達成してしまったんです。でも、A帯を目標に頑張っていたので、そこで一回燃え尽きてしまった。だから今後は大きい目標のために走るだけでなく、小さい目標をたくさん立ててコツコツ続けていきたいと思いました。

――どうやって気持ちを盛り返したのですか?

MaLiN:A帯を達成してから、来なくなってしまったリスナーさんがけっこういました。そこで、「Pococha」を始めたばかりのご新規さんにのみ視聴可能な「ご新規さん歓迎配信」や、初見リスナーさんとのお話がしやすい「おしのび配信」などを頑張ることで新しいリスナーさんを増やし、また盛り上がる枠にすることができました。そうしているうちに、「まだ頑張ってるんだね」と戻ってきてくれるリスナーさんも増えてきたんですよ。

 また、気持ちが沈んでしまったときに、リスナーさんから「笑顔の方がいいよ」と言ってもらったことも明るいライブ配信ができるようになったきっかけだと思います。

関連記事