ASUS(エイスース)の語源は「ペガサス」からって知ってた? 世界屈指のPCメーカーのトリビアを台湾本社で調べてきた!
台湾の秋葉原!? 三創生活園区にあるASUS旗艦店をチェック
お次は、ASUSの旗艦店が入っている台北市のショッピングモール「三創生活園区」を案内してもらった。ここはにはゲームショップやフィギュア、レストランなどはもちろん、多数のガジェットメーカーが集まっており、いわば日本の秋葉原を凝縮したようなモールとなっている。
モール内には台湾内でも最大規模のASUS直営店が入っている。ASUSの最新製品をタッチアンドトライしたいなら、ここに来れば間違いない。
CES2023で発表された、折り畳める全画面ノートPC『ASUS Zenbook 17 Fold OLED』が展示されていた。日本では2022年12月から量販店での展示と販売が始まっている。
実は筆者は初めて実機に触れたが、なんともロマンとワクワクに満ちたガジェットだ。こうして横長に持てば本を読む感覚でネットにアクセスできる。約65万円という高価格帯なので選ばれし者のみ使えるといったモデルだが、いずれは全画面&折り畳めるノートPCも一般的になってくるかもしれない。
別フロアにはASUSのゲーミングブランドであるROGのお店も用意されていた。こちらはゲーミングPCのほか、チェアやアパレル、バッグといったゲーミングに関する製品が揃っている。
内装もゲーミング感全開だ。展示機を使ったゲームプレイは予約制で、週末には多くのゲーマーがしのぎを削っている。数時間じっくり遊べば、最新PCによるゲームプレイの感触を実践レベルで味わえるだろう。
今回の台湾ツアー直前に発表された、最強ゲーミングスマホと呼び声たかい『ROG Phone 7』が早くも展示してあった。日本での発売時期は未定だが、ROG Phoneシリーズは過去にも国内販売されているため期待できる。
余談だが、三創生活園区の周囲には様々なデジタル系の店舗が並んでいた。さらにすぐ側にある「光華商場」は、デジタルデパートといっていいほどのガジェット市場だ。秋葉原や家電量販店めぐりが、光華商場と三創生活園区は間違いなく楽しめるスポットだ。
薄さとスペック、自然とIT。どちらも選ぶことがイノベーションのカギ?
最先端の半導体製品を扱いながらも、野鳥の鳴き声や木漏れ日の存在をそばに感じられる。こうした相反する要素の共存は、薄さを追求しつつスペックは妥協しないASUSのものづくり姿勢に近いものがあると感じた。今や、IT会社=未来的でクールな印象というだけではなくなりつつあるのだろう。
これは個人的に感じていることだが、最近はPCいらずな生活をしている人が増えているように感じている。確かにタブレットやスマホでもある程度の作業はできるが、ノートPCはその人のスタイルに合わせて選べる製品だ。メーカーもモデルも幅広く、選びがいがある。むしろ選択肢の多さが情報の煩雑さにつながっている面もあるのだが……。
ノートPCは仕事やクリエイティブのための道具でもあるが、存在自体を楽しめるガジェットでもある。カッコいいPCは持ってるだけでテンションがあがるものだ。これもまた、ASUSの生き生きとしたものづくり精神の賜物なのだろう。
◎参考情報
https://www.asus.com/
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