『Weekly Virtual News』(2023年5月8日号)
「メタバースのいま」と「VTuberのいま」を、GWの前後から覗き見る
フェイクニュース問題啓発はショート動画で
その情報、ほんとかな?
3 つのポイントを理解し、情報との向き合い方を考えよう🤔①フェイクニュースはすぐそばに潜んでいる🫣
②発信元の確認、他の情報との比較など事実をチェックしよう✅
③軽い気持ちでの情報拡散はリスクになる⚠️ほんとかな?が、あなたを守る。https://t.co/jGySh5o6jq
— YouTube Japan (@YouTubeJapan) April 26, 2023
様々な面で2023年という時代性を感じる取り組みも一つご紹介したい。4月26日に公開された、YouTubeによるフェイクニュース問題の啓発キャンペーン「ほんとかな?が、あなたを守る。」だ。
このキャンペーンでは、YouTubeで活動するクリエイターが、フェイクニュースの持つ危険性などをショート動画で紹介。日頃よりWebニュースや動画を通して拡散しやすいフェイクニュースを拡散する前に「一度止まって考える」ように伝える内容が多い。総務省・国際大学GLOCOMも協力しており、キャンペーンとしてはかなり力が入っている。
このキャンペーンで展開されているコンテンツは、いずれも1分以内のショート動画だ。通常の動画以上に隆盛しているショート動画の採用から、本キャンペーンが訴求したいターゲットが若年層であることが察せられる。TikTok隆盛の2023年ならではのキャンペーンだろう。
VTuberからも、ホロライブの白上フブキと、にじさんじの星川サラが参加。白上フブキはショートアニメ「ホロぐら」を彷彿とさせる面白おかしいテイストで、星川サラはやや生々しい事例を持ち出して、安易なフェイクニュースの発信・拡散のリスクを伝えた。
VTuberもまた、安易な気持ちで発信・拡散されるフェイクニュースや誹謗中傷に常日頃悩まされている当事者だ。にじさんじ・ホロライブは共同で誹謗中傷対策に乗り出しており、業界各所もそれに続く形で強気の対応を示し始めている。
今回のキャンペーン参加も、こうした両者協働体制の一環かもしれない。何気なく流れてくるショート動画を通して、若者が「一度止まって考える」習慣を身に着けるきっかけができれば幸いだろう。もちろん、若者に限った話ではないのだが。
VRファッションデザイナー・アルティメットゆいに聞く、“メタバースの服がまとう魅力” 「頭で思い描いたものがストレートに表現できる」
ソーシャルVRの世界には、ユーザーが使うアバターや、その“衣装”を販売する人がいる。「アバターの衣装?」と思う方もいるかもしれな…