沖縄出身ライバー・にがうり鈴子の“揺るがない枠作り” 多様な芸能活動が活かされるライブ配信

――なるほど。そのようななかでとくに嬉しかったエピソードがあれば教えてください。

鈴子:大きいイベントや、大きいプライズが手に入ると嬉しいですし記憶にも残ります。「Pococha」では、コロナ禍の前に、「POCO LAND」という、オフラインでみんなが集まってイベント最終日を迎える催しをやっていました。コロナ禍前はアプリ内のトップ30人限定でわたしも参加できました。「配信を頑張ることで『POCO LAND』に出場できた」という経験はいまも思い出に残っていますよ。

――では、「Pococha」を始めて人生観は変わりましたか?

鈴子:「Pococha」を始める前は自由が利くバイトを5個ほど掛け持ちしながら生活していましたが、いまではライブ配信だけで生活ができるようになり、将来の展望まで見えてきましたね。

――将来の展望とは?

鈴子:「Pococha」が仕事として成り立ったことで、ライバーとして40歳、50歳、60歳とずっと現役で続けていけるのか、先がわからないような仕事でもあるからこそ、今後は沖縄のライバーさんや沖縄のインフルエンサーさんを育てることをしたいなと思ってます。

――沖縄の文化のなかで芸能を育てるということですか。

鈴子:沖縄限定というわけではありませんが、沖縄を拠点にしていずれは育てる側に回りたいですね。いま、「よしもとエンタテインメント沖縄」のスクールがあって、そこで1年に2回ほどライバー講師の授業をさせていただいているんです。ライバーが、YouTuberのように認知度が上がってきたら、なりたいという人も増えてくると思うので、育てる機会がもっと増えればいいですね。

――ほかに挑戦したいことはありますか。

鈴子:SNSをもっと更新していきたいです。過去に開催されていた「Pococha」のアプリ内イベントで入賞したときに、私のオリジナル楽曲に合わせてTikTokerさんが振付をして踊ってくれましたので、その動画をあげたいんです。実は先日もレコーディングに行きましたが、もう1曲沖縄の歌のオリジナル曲が出ますので「沖縄」のコンテンツでなにかしら使ってもらえればいいなと思っています。

――ライバーとしての目標があれば教えてください。

鈴子:枠に来てくれる仲間を増やして、たくさんの人を楽しませることができたらいいなと思います。これは永遠のテーマですので、これからもいろんな工夫ができたらいいですね。

――鈴子さんの枠は、すでにそうなっている気がしますよ。最後にあなたにとっての「Pococha」とはどんな存在ですか。

鈴子:自分の世界を作ってくれた場所です。最初に「Pococha」を始めたきっかけが「自分の番組を作れる」というお誘いからだったので、それに近づいてこれたのかなと感じています。「Pococha」は自分の居場所や世界を作ってくれました。そのおかげで今では将来の展望もだいぶ変わってきたと思っています。

■にがうり鈴子
Pococha:https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/dda11064-d4c6-4727-98df-d9bd3b56e58d
lit.link:https://lit.link/nigauri

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