女性1人で前向きに頑張るDIY系YouTuberが人気 古民家をセルフリノベーションする姿に賞賛の声

 昨今、DIYの製作過程を収めたYouTube動画は、一定数の人気を誇っている。今では数多くのDIY系YouTuberがYouTube上に存在しているが、中でも「女性1人でできるDIY」で人気を誇る女性YouTuberがいる。該当のチャンネルは「そうだ、お家をつくろう【クメマリchannel】」で、チャンネル登録者数は17.7万人を誇る。

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 彼女の名前は「クメマリ」。彼女は、築50年を超えた古い民家に引っ越したのち、その家でDIYする様子を動画で投稿している。古さを活かした暖かい部屋にしたいという思いから、DIYによってセルフリノベーション(内装工事業者などに依頼せず自ら行うこと)をしているようだ。彼女がDIYを始めたのは、2010年頃。当時、築50年以上の家に住む前、同じく古い築46年の賃貸に住んでいた。「古い、狭い」という自宅に絶望していた頃、とあるホームセンターで「DIY」という言葉に出会い、工具をもったこともなかった彼女はDIYにチャレンジ。そこからDIYに没頭していき、今ではその様子をYouTubeやTikTok、SNSなどで発信するまでに至っている。

 彼女は毎週日曜日の15時に投稿しているが、その動画はどれも数十万回再生以上で、コンスタントに人気を得ていることがわかる。なぜ彼女のチャンネルが人気を集めるのか、コメント欄などを見てみると2つの理由が見えてくる。

 1つめは「大変な労力がかかるDIYを女性1人でやっている姿に、同じ女性に感動や勇気を与えている」点があると分析できる。たとえば、2023年3月のニワトリの小屋を作る動画では、1時間を超える長尺動画の中で、たった1人で膨大な作業をこなしている。その前向きに頑張る姿に、コメント欄で女性から「着実にゴールに進んでいる姿がすごい」「センスのよさや根性に感動する」という賞賛の声が多数見られた。彼女の前向きな姿に影響を受け、自身でDIYを始めたという女性も少なからずおり、視聴者によい影響を与えていることがわかる。

 2つめの理由は「YouTubeでストーリー形式にしてDIYの過程を見せることで、ファンを獲得している」という側面もあると分析できる。事実、YouTubeで最初に投稿された2021年1月の古民家の動画と今を見比べてみるとわかるが、現在では数多くのDIYが施され「センス溢れた古きよき家」になっている。着実にセルフリノベーションによって家が変わっていく様子が動画を視聴するたびにわかり、また上述のひたむきに頑張る姿勢によって、チャンネル登録者数17.7万人のファンを集めることにもつながっているのだろう。YouTubeはその性質上、ファンを獲得しやすい媒体であるが、ファン化の効果を十分に発揮しているチャンネルの1つだと言える。

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