連載:著名人に聞く「ゲームと音」の重要性(第三回:西村歩乃果)
西村歩乃果にとって欠かせない“ゲームに集中できるリスニング環境” 「足音の鳴った方を聞き分けられるのは理想的」
「見た目からテンションが上がる」おしゃれな見た目で普段遣いにも最適なオールラウンダー
――独自ソフトウェアの『Sonar』を使うと『Apex Legends』をはじめ、さまざまなタイトルに適した音響にカスタムしたり、音量バランスを簡単に調節こともできるんですよ。『Sonar』の機能はいかがでしたか?
西村:これまではイコライジングを自分でいじったりしたことがなかったんですが、『Sonar』のアプリひとつで、それぞれの音響や音量を設定できるのはいいなと思いました。それこそ最近の悩みでいうと、Discordの音を上げたり、ゲームの音をちょっと小さくしたりして調節できますからね。あとは、私は試合の待機時間だったり、ゲームでBGMが流れてるときは音を消すタイプなので、アプリ一つでそれらの設定が全部おこなえて、気になったらすぐにいじれるので便利でした。
――『Arctis Nova Pro Wireless』に付属の「ワイヤレスベースステーション」を使えば、試合中であっても手元で設定を変更することができるというのも便利ですよね。それから、バッテリーも2つ付属してくるので、片方を使っている間にもう片方を「ワイヤレスベースステーション」で充電しておいて、8秒以内であればバッテリーを入れ替えてそのまま使えます。それも長時間の配信で重宝しそうですね。
西村:それもすごいですよね。バッテリーを入れ替えられるヘッドホンはいままで使ったことがなかったのでびっくりしました。なんだかカメラのバッテリーを入れ替えてるみたいで(笑)。
――ちなみにバンド部分やバッテリーを外す際に取るカバーは変えることもできるんですよ。
西村:そうですよね、写真でも色んなカラーがあるのを見ましたよ。いまって、自分好みのゲーム部屋をカスタマイズするのが流行っているじゃないですか。ヘッドホンも自分のやりたいようなデザインにできたら部屋もかわいくなりますし、いいなと思います。私は配信で見せるためにゲーム部屋を作ってる、みたいなところもありますから見た目はやっぱり大事ですね。
――配信してるときに可愛く映っているか、というのは大事ですよね。それでいうと、『Arctis Nova 3』の方はいかがでした?
西村:暗闇の中でやっていても、光ってるから格好よく写ってくれますし、やっぱり見た目からテンションが上がりますよね。私も部屋をピカピカに光らせてますし。椅子とかヘッドホンとか、全部光らせたいくらいだったんです。なので光るヘッドホンがあって嬉しかったですね。光るのが嫌いなゲーマーっていないと思うんですよ。
――暗闇の中でゲームすることもあるんですか?
西村:いつもは暗くしてるんですよ。配信のときも画面の光だけでやっていたんですけど、顔が見たいという方もいると思うので、最近は配信用のライトを買って、壁に反射させてちょっとだけ光らせてます。でも、本当は明るいとあまり集中できないんですよ。
――そうなんですね。ちなみに、『Arctis Nova 3』はソフトでライティングをコントロールすることもできますが、それはいかがでしたか?
西村:いろんな色に光らせることができるじゃないですか。そういうのをいじれるのは、やはり“中二心”がくすぐられるというか(笑)。楽しいなと思います。いじっているだけで時間が経ちますからね。
――あとはPlay StationやNintendo Switch、スマホなどさまざまなデバイスで使えることも、Arctis Novaシリーズの魅力のひとつだと思います。
西村:そうですね。まさにいまプレイステーション用のヘッドホンを友達に貸していて、ヘッドホンがない状態だったんです。最近『ホグワーツ・レガシー』が出たじゃないですか。『Apex Legends』や『VALORANT』の大会があってまだ手が付けられてないんですが、それが終わったら次は『ホグワーツ・レガシー』を遊んでみようかなと思っているんですよ。これはプレステにも使えるということで、そのときにも使えそうです。
――大会があると準備することもたくさんあって大変ですね。息抜きにやるわけにもいかないし。
西村:私、本当に1日休むだけで超下手になるんですよ。敵がどこにいるのか見えなくなっちゃって(笑)。だからもう休めないですね。それでいうと、ゲームのオフライン大会で自分の機材を持って行かなきゃいけないときに、マイクとイヤホンを持っていくのって大変じゃないですか。なのでこれからは『Arctis Nova Pro Wireless』を持っていこうと思ってます。
――『ホグワーツ・レガシー』の話も出ましたが、今後こんなシチュエーションでも使ってみたいという使い方はありますか?
西村:普通、外でこういったマイク付きのヘッドホンを使うのって勇気がいると思うんですが、これはマイクを中に収納できるし、見た目でもゲーム用だとばれないと思うので、ヘッドホンを使いたいときは外でも使っていけそうですね。
――いいですね。直近は大会ラッシュではありますが、2023年の春先以降、どんな風に活動をしていきたいと考えていますか?
西村:オフラインイベントが最近増えてきたんですが、それがすごく楽しくて。オフラインだとゲーマーやストリーマーの方ともお会いできたり、ファンの方の前でゲームをプレイしたりするのってすごく刺激的なんです。いつもの環境とは違うので、どうしても緊張するんですけど、それで勝ったときにはすごくやりがいを感じますし、「ゲームをやっててよかったな」と毎回思うんですよね。
ただ、私自身はいろんな環境でやるのが苦手で。前回の『RAGE』の大会(『RAGE Apex Legends 2022 Summer』)で、最後の最後にチャンピオンを取ったんですけど、その時は体育座りでやったんですよ。いつも家では体育座りの姿勢でゲームをしているので、やっぱりこれなんだなって思っちゃったんですけど……さすがにお行儀悪く見えちゃうじゃないですか(笑)。
だからいつもの体勢でプレイできない状況のときに、いかにちゃんと実力を発揮できるかというところが今後の課題ですね。そういった意味でも、今年は場慣れできるように頑張りたいです。オフラインイベントには今後もガンガン呼んでいただきたいので、出たときにはちゃんと結果を残せるようになりたいですね。
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スタイリスト RYUSEI MORI
■製品情報
『Arctis Nova Pro Wireless』
参考価格:¥56,070(税込、オープンプライス)
『Arctis Nova 7』
参考価格:¥27,250(税込、オープンプライス)
『Arctis Nova 3』
参考価格:¥13,720(税込、オープンプライス)
『Arctis Nova 1』
参考価格:¥9,540(税込、オープンプライス)
■関連リンク
『Arctis Nova Pro Wireless』製品ページ
『Arctis Nova 7』製品ページ
『Arctis Nova 3』製品ページ
『Arctis Nova 1』製品ページ
SteelSeries公式Twitter
西村歩乃果 公式Twitter
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