『今日好き 卒業編』5話ーー掟破りの最終日前日に告白!?一途を貫いたみるきが一足先に旅を終える
みるき、“ルール違反”の告白時でも示した周囲を包み、明るくする愛情
とはいえ、みるきもまた別軸で大人で、逞しいメンバーである。本稿の冒頭に示した通り、みるきは3日目夜にえだはるへの告白を宣言。今回の旅では女子からの告白はルール違反ながらも「自分が伝えなきゃ納得行かない部分がすごくあって」と想いの強さを語る。その言葉には、えだはるが最終日、りょうかへの告白を選んだ場合、彼と対面する機会もなく終わるという懸念も見え隠れしていたが……。
えだはるとの最後の2ショットでは、ふたりで横並びになり、みるきお手製のアルバムをめくりながら、肩肘を張らない時間が流れる。だが途中、そして告白後も、みるきの愛情が本物だからこそ、それに応えられない自分を責めてか、思わず泣き出してしまうえだはる。そんな彼を逆にみるきが心配し、優しい眼差しでその背中をさすっていたのだが、本当に泣きたいのはみるきの方である。
思えば3話でも、彼からの好意が見えないことに「1人でトイレとかで泣くくらい悲しかった」「(そんな姿は)見せないですよ」と脆い本心を語り、それでも好きな人の前ではいつもの“みるき”を演じきってみせた彼女。本来の意味とは異なるが、悲しいピエロである。「いっぱい考えてくれてありがとう」。先ほども記したが、本当に慰めてほしいのはみるき側。それでも感情のキャパシティは人それぞれ。この場では弱い立場だったえだはるの心を受け止めるあたり、本当に優しい子で、絶対に報われてほしいと思えてしまう。
彼は最後に「みるきには絶対、もっと今日好きの旅を続けてほしい」「成立するまで、オレがいちばん応援するから」と激励を受けていたが、おそらく全視聴者とも同じ気持ちだろう。負けるなみるき。自分が追いかけるのではなく、自分を追いかけてくれる恋がいずれ訪れる。来るものは拒まず、去るものは追わず。そんな言葉が、みるきに届いてほしい。そう願ってやまないオンエアだった。
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