『今日好き 卒業編』4話ーーまさかの2人きりのグループ別行動に……強制デート同然の状況からライバル増加へ

『今日好き 卒業編2023』4話

『卒業編2023』3日目も女子の不満が爆発!

 筆者の個人的な願いが通じたのか、3日朝にも引き続き“女子会”が継続に(ありがとうございます!)。前回の3話にて大盛り上がりとなった、女子メンバー全員で毎朝に行なう男子陣への不満爆発大会。今回は昨晩2日目のグループ行動にスポットが当たった。

 別行動となったえだはる(大枝晴大)とみるき(雨宮未苺)以外のメンバーは、ビーチの砂浜に魚のイラストがプロジェクションマッピングされるアトラクションを楽しんだのだが、“そんなに?”と思わされるほどに男子陣が大はしゃぎ。その場が少し落ち着き、そろそろ2ショットに移れそうな空気となったところで、女子陣の不満がふつふつと募る。

 「いつも女子が“どうする?”って言ってるやん」「ね!」と、女子同士で集まってひそひそ声で作戦会議。「見てみ、男子」と視線をやると、いまだに足元に映る魚を楽しそうに踏んづけ回っている姿が目に入る。仕方ない、男子とは年齢を重ねてもそういうものなのだ……。とはいえおそらくだが、女子の会話は男子にも聞こえていただろう。いや、もしかすると聞かせるためのものだったのかもしれない。

男子メンバーにも考えが? “乙女井上”も思わず「満たしてよ!」

 女子一同、“やれやれ”といった顔つきだが、男子陣も何も考えていないわけではない様子。実は、きさき(寺島季咲)とねね(永野好音)で、お互いに気になる相手が被っているいさ(北本要世)ととおま(廣居永真)。どちらがどちらを誘うのがこの場面で最良の選択なのかを、お互いに探り合いながら決めていたのである。普段こそライバル関係が強まりがちな男子同士だからこそ、こうしたいい意味で肩肘を張らない協力プレイは、これまでの『今日好き』から考えると珍しいやりとりといえる。

 結果的には、いさのことを最も気になっているきさきにはいさ、ねねのもとにはとおまが向かうことに。なかでも、ねねは“とおま一筋”な女子として、この日の夜には女子部屋で1時間半にわたりみるきを正座させて、自身の“好きぴ”こととおまとの出会いから現在までをのろけながら語りまくったというだけに、ここでは上手く“正解”のペアを引き当てられたのだろう。

 とはいえ、男子陣はここで“写真撮ろう”とだけ提案。本格的な2ショットとはならず、あくまで短時間、気になる相手と会話したのみだった。スタジオの“恋愛見届け人”である井上裕介(NON STYLE)こと“乙女井上”が「私のこと連れてってよ!もっと遠くに!ねえ!」「満たしてよ!」と暴走していたあたり、彼の目から見てもよほどの事態だったのだろう。

 3日目朝の女子会に話を戻して、当時こそ不在だったものの、一連の顛末を聞いたみるきのコメントは……。「みんなひよってるねぇ〜」と、なんとも胸をグサッとする一言である。また、複数の女子の間で悩んでいる男子がいるという話には「“ハッキリしろよ!”って言ってみ!」とギャル目線からラフなアドバイスを。このままではマズい男子。今回は3泊4日。通常シーズンよりも多いこの1日で、女子陣の信頼を巻き返せるか。あるいは余分に1日分、追加で醜態を晒すことになってしまうのか。頼むから前者の展開になることを祈るばかりである。

 とはいえ、前述の女子会、いさととおまの作戦会議、さらにはねねによるみるき正座でのすきぴ語りがあった裏話など、これまでもカメラ外で繰り広げられてきたであろう恋模様を、最近の『今日好き』では以前にも増して観られる機会が増えた気がするし、『卒業編2023』は特にそう感じる。もはやカリスマ高校生と称して申し分ない、キャラクターの強いメンバーが揃っているからかもしれないが、こうした傾向は来年度以降も引き続き期待したいところだ。

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