「お待たせ、待った?」でお馴染み にじさんじの雑談女王・アンジュ・カトリーナの“衝動”は止まらない
現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一つであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。
メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ2年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加してきた。
にじさんじ所属のメンバーについて書いてきた本連載は、ここ数週に渡ってVTuber~バーチャルタレントシーンの成熟と整備がなされ、VTuberのことをまったく知らない人たちにもVTuber楽曲がヒットしていく状況を指摘させていただいた。
ぼっちぼろまる・ピーナッツくん・星街すいせいの例から考える VTuber楽曲の“垣根を越えたヒット”が意味するもの
2022年から2023年1月現在にかけて、VTuber〜バーチャルタレントの楽曲が立て続けにヒットを飛ばし、その存在がシーンの外…
ここ数年で起きた“3つの動き”から見る「VTuberシーンの成熟化」 運営会社の統合や誹謗中傷への対処など、将来を見据えた整備が進む
昨年12月、筆者を含む4人のVTuber有識者たちが参加した、前後編にわたる座談会企画があった。この企画のなかで、「VTuber…
つい先日にはにじさんじ元1期生がデビュー5周年を迎え、それを祝す配信がなされた。シーンのなかでもベテラン組にあたる元1期生を筆頭に、現在約150名のメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さは今後も大きな影響を与えるだろう。
今週から毎週に渡ってご紹介していく30~40名のメンバーは、にじさんじ始動から2年目にあたる、2019年2月8日以降にデビューしたメンバーであり、現在のにじさんじのなかでも主軸を担うメンバーが揃っている。
特に今週・来週と紹介するリゼ・ヘルエスタとアンジュ・カトリーナ、そして以前に執筆した戌亥とこの3人は、2023年2月上旬現在のYouTubeチャンネル登録者数がそれぞれ70万人を超え、上位から数えるとちょうど3人が仲良く並んでいる格好だ。
トーク術と抜群の歌唱力でスターダムを駆け上る、にじさんじ・戌亥とこの安定感
2022年1月22日・23日に開催予定であったライブイベント『にじさんじ 4th Anniversary LIVE 「FANTA…
この3人は「さんばか」と呼ばれるユニットとして共に活動することもあり、大型イベントでもひと枠分の時間を彼女ら3人に任せられるほどだ。そんな高い人気を持つ「さんばか」のなかから、今週は”公式美少女錬金術師”のアンジュ・カトリーナについて記していきたい。
初めまして!アンジュ・カトリーナ、錬金術師です。
恋人を錬成するためなら片腕を持っていかれる覚悟です。また夜Twitterに動画錬成してアップするんでよかったら見てくださーい!
#にじさんじ #アンジュ・カトリーナ #はじめてのツイート— アンジュ・カトリーナ⚖️ (@Ange_Katrina_) March 22, 2019
初配信は明日23日(土)に下記の順番で配信予定です!
20:00~リゼ・ヘルエスタ(@Lize_Helesta)
21:00~アンジュ・カトリーナ(私😇)
22:00~戌亥とこ(@inui_toko)私は21時からの配信になります!
3人ならではの企画もあるのでぜひ見てくれな~!▼配信ページはここhttps://t.co/5a3OGRFRGB
— アンジュ・カトリーナ⚖️ (@Ange_Katrina_) March 22, 2019
アンジュ・カトリーナは、2019年3月23日にTwitterに初投稿、YouTubeで初配信してデビューを飾った。特有の艶っぽさはあるが、女性としては低めの声ということもあり、「男性だと間違われた」と語るエピソードはいくつもある。赤髪にショートカットでスラっとした体型・ビジュアルも影響して、その印象は一層強まるだろう。
ちなみに先に筆者が書かせてもらったように、彼女は自己紹介時に「にじさんじ”公式美少女錬金術師”です」と語ることがある。
これは2019年5月12日に配信された公式企画「にじさんじ格付けチェック」のなかで、「加工された美少女の声」と「バ美肉おじさんのボイス」を聴き比べる問題が出題されたことが由来となっている。Twitterで実況していた際にそのことをツイートして以降、現在に至るまで使い続けている自己紹介なのだ。
どうも、にじさんじ公式美少女ライバーです。 #にじさんじ格付け
— アンジュ・カトリーナ⚖️ (@Ange_Katrina_) May 12, 2019
彼女は同期のリゼ・ヘルエスタと非常に仲が良く、にじさんじのオーディションを受ける前から続く長年の友人である。にじさんじのオーディションもリゼと共に応募したのだが、リゼが諸事情によりにじさんじのオーディションに通らなかったため、アンジュはその後の面接審査を「辞退したい」と申し出たというエピソードを語っている。
その後スタッフと直接やりとりをして、運営側の引き止めもあり先の審査へ進んでいったわけだが、もしもここでアンジュがそのまま審査を辞退していたら……。いまのにじさんじとは異なる、違った未来になっていたかもしれない。