『ドラ恋 in NEW YORK』7話ーーカットがかかっても離れられない キスシーンでみゆ(吉本実憂)が確信した“好き”という気持ち

 ドラマ第4話『幸せの花束を』の主演の座を勝ち取ったしょうだい(福山翔大)×みゆ(吉本実憂)ペア。ディナークルーズからシェアハウスに帰宅後、みゆの部屋での“お忍び稽古”の様子が描かれる。

 「恋愛はできそうですか?」というみゆの質問に「恋愛って考えるもんじゃねぇよな」「恋愛、お芝居、それ以外の何かがあるんだとしたら、どっかに没入している人が気になるんだと思う。どれも繋がってる気もするし。流れに身を任せますよ」と答えるしょうだい。そして、マルシィが歌うドラマ第4話の主題歌を目を瞑りながら聴く2人の姿が何とも美しい。

 「明日の台本はお互い孤独と闘ってるところから始まるじゃない。その距離感で考えると別々で寝ても良いのかなと思う」「最後の最後まで詰め過ぎなくても、明日お芝居をやっていく中で最後埋まっていけば良いのかな」と自分の意見をはっきり伝えるしょうだいに対して全面同意するみゆ。結局2人は別々の部屋で寝ることを選んだ。このやり取りもスマートでプロ意識が滲み、きっとこのドラマが素敵なものになるに違いないと予感させるのに十分だった。

 そしてドラマ撮影本番、いつになく自然な表情が溢れるみゆの姿に恋の予感も高まるが、やはり“ドラ恋マジック”は存在した。3年前の共演以来、『ドラ恋』では今回初めてペアを組んだ2人が、ニューヨークで改めて互いのお芝居の相性の良さや全身を委ねられるような安心感、信頼感を確認し合う時間は、ドラマ第4話のストーリーともどこか重なるところがあった。カメラマン役のしょうだいが、被写体のみゆの髪を耳にかけるというアドリブが光り、これにはみゆの口から思わず「最高」という感嘆のような心の声が漏れる。しょうだいも「みゆには本気でいける。何投げても返してくれる」といつになく伸びやかにお芝居できているような印象を受けた。

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