2022年の「ネット流行語100」が発表 ノミネートされたゲーム関連ワードはいくつ?

 ネット上で流行した言葉を決める「ネット流行語100」の2022年版が発表された。

 2018年から開催されている本イベントでは、「ピクシブ百科事典」「ニコニコ大百科」の各単語ページへのアクセス数における昨年比の差分にもとづき、100の単語をノミネート。その年の流行ったアニメ、映画、ゲーム、ネットミームなど、さまざまなカルチャーがごちゃ混ぜになったランキングが形成される。

 本稿では、そんなカオスな単語の入り混じるネット流行語大賞の中で、「ゲーム」ジャンルの単語がいくつノミネートされたかを数えてみた。100個のうち、何個含まれていたか予想してみよう。

100位〜74位

 まず100位には、『スプラトゥーン3』がランクイン。今年9月の発売ゲームながら、ギリギリのランクインとなった。

 99位には、「スティーヴン・アームストロング」が。『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の登場人物であり、たくましい肉体をもつキャラクターだ。これに関しては海外から火がついたようで、日本でもネット上でスティーヴン・アームストロングが襲撃してくる動画が流行した。

 92位にランクインしたのは「インド人を右に」。アーケードゲーム誌の攻略記事の誤植に端を発するこのミームは、定期的に取り上げられるほど根強い人気をもつ。『スカッドレース』というレースゲームの攻略記事に突如現れた「インド人を右に!」というフレーズは、「ハンドルを右に!」という言葉の誤植で、そのテンポの良い語感や面白さから今もなお語り継がれている。

 90位には、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』から生まれた「ニャオハ立つな」。愛くるしい見た目のニャオハが、ニャビー → ガオガエンのようなムキムキで雄々しい進化を遂げて欲しくない……という、プレイヤーの切ない願いが生んだミームだ。

 86位には「ヒスイのすがた」がランクイン。これは『Pokémon LEGENDS アルセウス』の舞台であるヒスイ地方に生息する、一部のポケモンのリージョンフォームを指す。本作では最初の3匹のポケモンを含め、多くのポケモンに「ヒスイのすがた」が用意されており、独特なデザインで話題を集めた。

 85位には『遊戯王 マスターデュエル』がランクイン。『遊戯王デュエルリンクス』に続く「遊戯王」を起用したデジタルカードゲームとして『遊戯王クロスデュエル』と共に公開された。2022年1月にリリースされた本作は、現在でも多くのデュエリストたちを虜にしている。

 81位にランクインしたのは『ELDEN RING』から「ミケラの刃、マレニア」。将軍ラダーンと並び本作を象徴するようなキャラクターで、プレイヤーからの認知度も高い。

 79位には、2022年6月に発売された『ファイアーエムブレム無双風花雪月』がランクイン。2019年に発売された『ファイアーエンブレム風花雪月』の無双シリーズだ。

 76位には再び『ELDEN RING』から、「デミゴット」が登場。エルデンリングの世界における種族名で、ゲーム内では女王マリカの血を受けた子供たちを指す。

 74位は「ヌオダス」。「(ポケモンの)ヌオーより(ウマ娘のキャラクター)ダイワスカーレットの方が好き」という言葉の略で、さまざまな経緯を経て誕生したミームだ。今では、ヌオーとダイワスカーレットのコンビを指す言葉としても広く使用されている。

66位〜48位

 66位には「ゼノブレイド」シリーズ最新作『Xenoblade3』がランクイン。12月9日に行われた『The Game Awards 2022』にもノミネートされた話題作だ。

 65位にランクインしたのは「ショウ」。これは『Pokémon LEGENDS アルセウス』のキャラで、プレイヤーが男の子キャラを選択した場合、ギンガ団の先輩という立ち位置で冒険を共にすることになる。また、同作の女の子主人公の通称としても使用される。

 62位には『Pokémon LEGENDS アルセウス』のギンガ団のキャラクターとして「シマボシ」がランクイン。『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』で登場するアカギの祖先ではないかと噂されている。

 58位には『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』がランクイン。発売こそ2022年11月だが、ゲームが発表されたあとから定期的に新情報が公開され、そのたびに話題になっていたことから、この順位まで食い込んだのではないだろうか。

 53位にはまたしても『Pokémon LEGENDS アルセウス』からコンゴウ団の長である「セキ」がランクインした。兄貴肌のキャラクターで女性男性問わず人気の高いキャラだ。

 49位には『Pokémon LEGENDS アルセウス』の謎の女性「コギト」がランクイン。ストーリー上で主人公を導くキーマンでありながら、素性などは一切謎に包まれた魅力的な人物だ。

 48位には『Fate/GrandOrder』に登場するバーサーカーのサーヴァント「クリームヒルト」。メインクエスト第2部6.5章『死想顕現界域トラオム』にて初登場した。

39位〜21位

 39位には『ELDEN RING』から「魔女ラニ」がランクイン。物語の序盤の廃墟で「雪の魔女レナ」として出会うキャラクターだ。

 35位には『Fate/Grand Order』からクエスト名となっている「死想顕現界域トラオム」が入った。

 34位には『星のカービィ ディスカバリー』に登場する「エフィリン」がランクイン。本作のカービィの相棒ポジションのキャラクターだ。その愛らしさから人気が高いが、ゲーム内での相棒という立場から、あらぬ疑いをかけられ、検索すると不穏なサジェストが並ぶとか。
 
 31位には『Pokémon LEGENDS アルセウス』からシンジュ団の長「カイ」がランクイン。仲間を引っ張るセキとは対照的に、まだ長になって日が浅いカイは、仲間に助けられながら主人公と共に成長する姿が描かれたキャラクターだ。
 
 28位にはなんと『Pokémon LEGENDS アルセウス』から「ノボリ」がランクイン。主人公と同じく、現代のポケモン世界からなんらかの方法でヒスイ地方に飛ばされてしまったという特殊な設定をもつ、『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で登場したキャラクターだ。
 
 25位には『FINAL FANTASY X』がランクイン。2019年には本作の2年後を描いた『FINAL FANTASY X-2』も発売され、今もなお根強い人気の本作。「シリーズで一番好き」というプレイヤーや著名人も多い。
 
 22位にランクインしたのは、アークシステムワークスの対戦型格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズのキャラクター「ブリジット」だ。女性的な見た目の男性で、多くのファンアートも展開されている。
 
 21位は、『星のカービィ ディスカバリー』。シリーズ初となる3Dアクションのカービィということで話題を集めた。文明が衰退し、自然に飲み込まれたようなフィールドも新鮮だった。
 
 

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