連載:「山下穂尊のリアルプロダクト体験記」(第1回前編)

元・いきものがかり山下穂尊、初めてのライター活動は「最新輸入車のレビュー」 ボルボ、ランドローバーのEV車に試乗!

元・いきものがかりのギタリスト、山下穂尊(やましたほたか)氏の連載が開始。ライターとしてプロダクト系全般の気になるアイテムを、実際に体験しながらユーザー視点でレビューしていく。第1回目は山下氏自身も好きなジャンルである自動車。そして、最新の「EV車」事情についてお届け。

 今回は「JAIA」という輸入車専門の展示会場へ伺った。場所は東京タワーのお膝元、東京プリンスホテルの特設会場。ここで試乗することが可能ということだ。

 車の試乗会、という体験も人生初ではないだろうか。

 普段から車には乗り慣れているのだが、いくつもの車に試乗できる、というのはそれなりにワクワクするものである。

 筆者は何台も車を乗り換えてくるタイプではなかったが、運転自体は好きな方である。よく長距離を運転していると友人に「運転疲れないか?」と聞かれることがあるが、まったくそんなことはない。だってアクセル踏んでるだけだもん。マラソンしてる訳でもないですし。という理論で生きてきた。

 普段は一般的なエンジンの四輪駆動車を運転しているが、今回はEV車がメインということで試乗という意味でも初体験だ。最近、よく耳にするようになったが、正直「電気で動く自動車」くらいの曖昧な印象でしかなかった。編集スタッフに勧められての今回の訪問となったが、どのような収穫が得られただろうか。

 当日は晴天の秋晴れ、雲ひとつないドライビング日和だ。雨でも降ってたらそこそこに萎えただろう。カメラマンの龍さんとも久しぶりの再会で気分が上がる。

 さて、最初に試乗させていただいたのがこちら。

ボルボ・カージャパン
Volvo /XC40 Recharge Ultimate Twin Motor

 まずは山下、初めてのEV車、初めてのボルボです。

 期待と不安に押しつぶされそうになりながらいざ乗車。

 わからない、何もわからないよ、ボルボさん。キーを刺すところがない。サイドブレーキもない。フロントパネルも美しい有機EL(?)だし。未来がそこにはあったよ。

 めちゃアナログな人間は戸惑いました。一緒に映っているモータージャーナリストの海野さんに解説していただきながらのファーストテイク。俺一人だったらエンジンすらかけられなかった。いや、違う、もうエンジンではないのか。

 そう、それはモーター。リチウムイオンの波に乗り颯爽と車は進むのです。リチウムイオン電池も昔と比べるとかなり進化したんだろうな、という印象。昔は、ニッケルカドミウムとかニッケル水素とか、もちろん鉛バッテリーなど、色々経てのリチウムイオンですけれど。私が所有しているキャンピングカーでもお世話になっております。

 そしてさらに現代的なのがこちら。

 Googleアシスタントや、Spotifyなどとも連動しているらしく、音楽もよりどりみどりで聴き放題。

 すごい時代です。昔のMDやら、十何枚ディスクチェンジャーなんて夢の末路です。わかる方は昭和です。ちなみに山下は自宅ではレコードで過ごしております。続いてはこちら。

関連記事