あなたはいくつ知っている? 『ポケモン スカーレット・バイオレット』でトレーナーを驚かせるまさかの「進化」
新作が出るたびに、さまざまな体験をトレーナーに与えてくれる「ポケットモンスター」シリーズ。なかでもポケモンの進化はときに意外な姿に変わったり、まさかの手段で進化したりと、トレーナーを驚かせてくれる要素のひとつだ。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下、ポケモン S・V)』では、そんなポケモンの進化もいままで以上にパワーアップしている。今回は、筆者が驚いた『ポケモン S・V』でのポケモンの進化について紹介したい。
なお、本稿にはネタバレがおおいに含まれるので、閲覧には注意してほしい。
レッツゴーで歩けば進化!
まず紹介するのは、本作からの新機能「レッツゴー」を用いた進化。「レッツゴー」はポケモンを連れて歩くことができる機能で、ポケモンにアイテムを拾ってもらったり、フィールドのポケモンと戦わせることができる。
このレッツゴー状態で1000歩以上連れ歩きをした状態でレベルアップをすると進化するポケモンが、シガロコ(→ベラカス)、パモット(→パーモット)、アノクサ(→アノホラグサ)の3体だ。
1000歩という歩数はそれなりに多く、しかも手持ちの先頭から外すと歩数がリセットされてしまうので、戦うポケモンに合わせて先頭を入れ替えていると、なかなか進化しないということもあり得る。
特にパモットの進化系であるパーモットは本作のライバル枠兼チャンピオンのネモが繰り出してくるので、進化することは分かっているのに、その手段が分からないというトレーナーを続出させたのではないだろうか。
進化後の姿にまさかの2つの意味 イルカマン
本作の新ポケモンには通信交換で進化するポケモンはいないものの、通信機能を用いた進化をするポケモンは存在する。それはオンラインで繋がることで、複数のトレーナーで冒険ができる新機能「ユニオンサークル」中にナミイルカが38レベル以上にレベルアップアップすることで進化するイルカマンだ。
イルカマンは一見するとナミイルカの胸元にハートマークがついただけのポケモンに見えるが、一度バトルに出てから引っ込めることで発動する特性「マイティチェンジ」の効果で、筋肉質な姿に変身。イルカマンの名にふさわしい、スーパーマンのようなりりしい姿に衝撃を受けた人も少なくないだろう。
イルカマンはユニオンサークル中でなければ進化できないため、かつてのゲンガーやゴローニャのように友達がいないと進化させづらいポケモンだが、変身後の姿は高い能力をもっている。そのため、今後ランクマッチで見る機会は増えるかもしれない。なおイルカマンは高難易度のレイドバトルで出現するので、一緒に遊べるフレンドがいない人はこちらでゲットするといいだろう。
特殊なアイテムで進化するポケモンも
シリーズ恒例の、アイテムを用いて進化するポケモンももちろん登場。たとえば、草タイプながらカプサイジに「ほのおのいし」を使うことで進化するスコヴィランや、本作の新要素である「かけら(ポケモンが落とす)」をNPCと交換すると手に入るアイテムを用いてカルボウが進化するソウブレイズ・グレンアルマなど。本作にはこのように、一味違ったアイテムで進化するポケモンも登場するのだ。
なかでも、コレクレーが進化するサーフゴーはかなり特殊。コレクレーは看板や物見塔の上などさまざまな場所で見かけるポケモンで、発見したりバトルすることで、「コレクレーのコイン」を落としていく。このコインを999枚集めた状態でコレクレーのレベルが上がると、コインが消費されてサーフゴーに進化するのだ。
サーフゴーは、無効タイプが3つもあるはがね/ゴーストタイプで、相手からの変化技を受けない強力な特性「おうごんのからだ」をもち、更には高火力の専用技「ゴールドラッシュ」も覚える、バトルでも注目されているポケモン。それだけに、さまざまな型のサーフゴーを育成すべく、コイン集めに駆け回るトレーナーの姿がみられることだろう。