棺桶はまさかの「マグロ」……世界でもっとも幸せなお葬式を海外YouTuberが紹介

 アメリカの人気旅行系チャンネル「Yes Theory」(チャンネル登録者数809万人)が、世界でもっとも幸せと言われる葬式に訪れる動画を投稿した。該当の動画は、2022年11月14日公開の「Attending the Happiest Funeral in the World」だ。

Attending the Happiest Funeral in the World

 その国は、西アフリカにあるガーナ共和国。まず驚くべきは、お葬式が開かれることに関して、敬意をもって、街のあらゆる場所でポスター等で知らされる点だ。

 次に着目したいのは、棺桶だ。ある棺の見た目は「マグロ」となっており、日本では考えられない形状となっている。これは、故人が生前マグロの漁師をやっており、敬意を込めてこの形状にしているのだそう。また別の棺桶には、聖書の形状のものもあった。これは、生前に「聖書の中で埋葬されたい」という希望を反映して製作されているのだそう。このように、故人の人生を尊重し、それぞれに合った棺桶を作るのは日本には珍しい感性で、興味深い。

 ガーナ共和国のお葬式は、数日にわたって行われる。とあるお葬式の初日は故人に別れを告げるために実施にされ、歌を歌ったり、ダンスを踊ったりする。賑やかな雰囲気で包まれており、日本では見られない、彼らなりの故人への敬意の様子が見られる。Yes Theoryは、このお葬式に関して「これほど美しい景色に、感動せずにはいられなかった」と表現している。

 シーンは変わり、女王の母親を弔うお葬式にも訪れた。こちらは喧噪に包まれており、数百人単位の人が集まっている。ここでもダンスを踊ったりしているが、驚くのは至る場所で空包が発射されていることだ。これは、自然の力を示しているものらしい。この次の日には、パーティーが夜まで実施された。ここでも食事が振る舞われたり、ダンスを踊ったりする。彼らなりの、精一杯故人に敬意を示す様子が、動画を通じて感じられた。

 なお、このような賑やかなお葬式はアフリカでも普通ではないらしく、ガーナ共和国ならではの、熱意をもったやり方なのだそう。現地の人は、このお葬式の文化に誇りをもっており、外の人間であるYes Theoryのメンバーにも開放的であった。Yes Theoryは、このようなふだん私たちでは考えられないような異国の文化を、YouTubeの動画を通じて見せてくれる。気になる方は、この機会にぜひ視聴してみてほしい。

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