3年ぶりのイベントでアットホームな空間を作った 『Fischer’sイベント』現地レポート

 11月6日、フィッシャーズは『3年ぶりフィッシャーズイベント開催!〜サカナンジャーは果たして来るのか…!?〜』を東京ドームシティ シアターGロッソで開催した。

 今回はフィッシャーズのシルクロード、ンダホ、マサイ、モトキ、ダーマ、ザカオのメンバー全員が参加し、ゲーム企画や歌の披露などでファンと交流を深めた。3年ぶりの開催となるオフラインイベント。久しぶりのファンとの交流ということで、OPトークでは「オフ会のような雰囲気で楽しんでほしい」と語った。

 ここでは『3年ぶりフィッシャーズイベント開催!〜サカナンジャーは果たして来るのか…!?〜』の内容を紹介する。

アットホームな雰囲気に包まれたゲーム企画

 ファンからの質問コーナーで幕を開けたゲーム企画。「メンバー同士でガチ喧嘩したことはありますか?」や「もう一度コラボしたい人は?」など、ここでしか聞けない初出しの情報を含めたエピソードが披露されていく。

 コーナーの終了時間が迫る中、最後の質問は「初心者におすすめの筋肉は?」というトリッキーなものだった。しかし、「上腕二頭筋!」などメンバー各々が筋肉の部位を次々に発声。フィッシャーズの咄嗟の対応力が光り、質問コーナーにオチをつけた。

 次の企画である「借りモノ、ヒト、コト時限爆弾」のルールは至ってシンプル。シルクロードチームとンダホチームの2チームに分かれ、お題のモノやヒトを会場内から借り、巨大風船が爆発する前にチームのメンバーを救出するゲームだ。「海外出身の中学生」や「歯ブラシを2本持っている人」など難易度の高いお題が続出。お題の正解を求めて、メンバーは会場内を走り回った。

 「靴のサイズが28cmの小学生」というお題では「小学生は28cmの靴を借りて!」とシルクロードが機転を効かせる場面があった。結果、28cmの大きな靴を不恰好に履いた小学生が現れ、会場はハートフルな雰囲気に包まれた。

 フィッシャーズはコロナ禍で本来の強みである屋外活動が制限される時期も含め、現在に至るまでチャンネル登録者を伸ばし続け、大きな存在であり続けている。それでも決して、小さなファンとのつながりの場を無下にしない。ファンと全力で向き合う姿勢は、フィッシャーズが遠い存在になっていないことの証明であり、安心感を与えただろう。

サカナンジャー、待望の登場

 また今回のイベントのサブタイトルにある『〜サカナンジャーは果たして来るのか…!?〜』とは、今年8月に公開された「大漁戦団サカナンジャー」という楽曲のMVに由来する。

 これは「ヒーローソングを歌いたい」というフィッシャーズの希望を受けて、特撮物に強みを持つ東映と日本コロムビアの全面協力のもと制作された架空のヒーローで、今回はイベント名にもある通り、MVでフィッシャーズが扮するヒーロー、サカナンジャーが登場する可能性が示唆されていた。

 イベント冒頭では「世界が平和な場合、サカナンジャーは来ないかも」と漏らしていたフィッシャーズ。しかし、イベントの休憩時間が明けたのも束の間、舞台上に現れた「ボンボンTV」のよっちとどみちゃんが敵に襲われてしまう。平和が脅かされた状況になり、満を持してサカナンジャーが登場。

 サカナンジャーは敵を一網打尽にし、会場のボルテージを最高潮に引き上げたところで、「大漁戦団サカナンジャー」を披露した。

お別れは「葛飾ラプソディ」で

 イベント終盤には「【第1回】アラームをつくれ!ジリリリリリ王で神曲がうまれて大爆笑したwww」という動画で、マサイが作成した曲である「睡魔」のリリースを発表。イベント後にも楽しみを用意してくれる彼らのホスピタリティが垣間見えた。

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。シルクロードは「この場所に帰って来れて良かった。イベントは初心に帰れる場だと思う」とイベントを振り返った。この3年間で新世代YouTuberの台頭もあり、競争は激化した。人気を維持して、活動を続けること自体、容易なことではない。

 また、「今日はお別れだけど、年末にかけて様々な企みを用意しているから楽しみに待っていてほしい」と今後の展望を語ったシルクロード。彼が思考を止めない限り、ファンが期待に胸を躍らす日々は今後も続くだろう。

 最後は地元である葛飾に思いを馳せながら、メンバー全員で「葛飾ラプソディ」を熱唱し、イベントは大団円を迎えた。

2022年も走り続けるフィッシャーズに問う。長く活動を続けるなかでの変化とは?

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