サムスン、プロモーション動画でAppleを煽る? 「折りたたみスマホ」がないことを嘲笑
Samsungが11月3日に公開したスマートフォンの動画広告が、Appleへの対抗意識が露骨で話題になっている。
『On the Fence | Samsung』という動画で、男がSamsung側から塀をよじ登ってApple Store風の店内を眺めている。「降りてベンチに座ったら」と店員が進言するが「俺は折りたたみスマホがあるSamsung派だから」と男は断る。
すると「折りたたみスマホって言った?」と女性が興奮した様子で近づいてくる。
店員が「折りたたみスマホの入荷を待っているので、こちらにいたほうがいいですよ」と言うと、男は「そんなわけない。向こうには、もうあるんだから」と説得に応じず。
「私たちは待ちますよ」という店員を尻目にSamsung側を見つめる男。
そして最後にSamsungの折りたたみスマホがズームアップされて「Galaxyがあなたを待っている」という売り文句で動画が締めくくられている。
つまりは「Appleには折りたたみiPhoneがないのだから、Samsungに鞍替えしたほうがよい」というのがこの動画の趣旨だろう。
Samsungは9月に『Galaxy Z Fold』と『Galaxy Z Flip』の宣伝でも、iPhoneのイノベーションの欠如を嘲笑するかのようなキャンペーンを行った。
Samsungは2019年から折りたたみ式スマホをリリースしている。Appleも研究開発を進めているとみられるが、折りたたみ式iPhoneがいつ市場に投入されるかは明らかになっていない。
現状、アドバンテージのある「折りたたみスマホ」を強調して、競合を引きずり下ろしてでもシェアを拡大させたいというSamsungの切実な願望が如実に表面化した形だ。
ブランドイメージをひたすら研ぎ澄ませるAppleとは対極のアプローチだが、それだけSamsungがAppleをライバル視しているということだろう。
(source)
https://www.macrumors.com/2022/11/03/samsung-anti-apple-foldable-iphone-ad/
https://9to5mac.com/2022/11/03/samsung-iphone-ad-foldables/
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