『ソードアート・オンライン』が“始まった日”を超えてーー現実の仮想世界はどんな形を描く?

『ソードアート・オンライン』が“始まった日”を超えて

 『ソードアート・オンライン』の世界にて、VRメタバースがビジネス的に注目されていたかどうかは(筆者の記憶も怪しいため)定かではない。しかし、現実ではメタバースはビジネス的な活用が増えている。

 先週、参入を発表したのは京セラ。BtoB向けの展示会を、「JIMTOF2022 第31回日本国際工作機械見本市」出展に合わせて『VRChat』にて展開するとのことだ。開催は11月8日から11月13日まで。『VRChat』にアクセスすれば、リモートでもアクセスできるのが特徴だ。

 座組は日産自動車やモスバーガーの『VRChat』進出を支援した株式会社往来を中心とした、『VRChat』出身のクリエイターたちである。国内の『VRChat』案件ではすっかりおなじみになった座組だが、ユーザーたちがこうしてtoB案件に関わる世界がすっかり定着しつつあるのはおもしろい。

 『ソードアート・オンライン』が生まれてから10年後、仮想世界は当時思っていた以上に、ユーザーたちが作り上げている。フルダイブVRが生まれた時、その仮想世界でもユーザーたちが活躍するだろうか。未来に思いを馳せて筆を置く。

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