eスポーツ観戦の魅力とは? 『RAGE Shadowverse 2022 Autumn GRAND FINALS』参加者に突撃インタビュー

「自分の好きなゲームの世界観を現実世界で楽しむ」が目的

――『Shadowverse』はどのくらいプレイされていますか?

ほぼリリース時期からやっているので5年以上プレイしています。

――ではベテラン勢ですね。

いや、ベテランっていうわけではないんですけど(笑)。エンジョイ勢ですね。競技的にプレイしているわけではなく、時間があるときにちょこちょこやっている感じです。

――RAGEの予選は参加されましたか?

今大会の予選は参加していなくて、1つ前の大会に参加しました。予選で負けてしまいましたが。

――今回来場された目的は何ですか?

オフイベントが好きというのと決勝大会の観戦ですね。ふらっと遊びに来た感覚です。

――お目当てのサイドイベントは何でしょうか?

4人フライト式トーナメントです。リアルプロモーションカードが欲しくて、それ目当てで対戦していました。何回も参加できたので、5回対戦して2枚プロモーションカードを貰ってきました!

――オフラインイベントに来ようと思ったきっかけはありましたか?

以前までは、大会の配信を自宅で見るだけでした。今年になってオフラインイベントに参加しはじめたので、夏の予選と今回のイベントだけですね。

 オフラインのRAGEに出ようと思ったきっかけが、自分の実力が上がってきた実感があったので、大会の場でどのくらい勝てるのかを確認したかったからです。

――次回はオンライン大会になりますが、イベントを楽しむならオンとオフどちらでしょうか?

やっぱり、オフラインがいいですね。会場の空気や、こういった大きなカードのパネルをリアルで見るとテンションが上がりますね。会場まで足を運ぶのは大変だけど、こういった展示物を見られるのは現地ならではの楽しみかなと思います。今後もオフラインで実施されるイベントがあれば参加したいと思っています。

――ほかの趣味やイベントに参加するゲームなどはありますか?

ほかのソシャゲも遊んでいるのですが、どれも『Shadowverse』と比較するとオフイベントが少ないです。それらのゲームでもオフイベントがあれば行きたいと思っています。イベントがあるときは必ず参加しています。1人のゲームファンとしてオフイベントのリアルな雰囲気を見てみたいんです。

「好きなプロゲーマーが優勝する瞬間を目撃する」が目的

――本日のRAGEで目的としていたイベントを教えて下さい。

ファイナリストになったミル選手を見に来ました。RAGEでプロゲーマーは優勝していないのですが、ミル選手であれば優勝できると思ったので、歴史的瞬間が見れると思っていました。

――お兄さんにとって、ミル選手はどのようなプレイヤーだと映っていますか?

プレイが繊細でミスをしないプレイヤーです。プロリーグの緊張する場面でも、正確かつ丁寧にプレイができる選手ですね。

――今日はお1人でいらっしゃったんですか?

いえ、何人かの友人と来ています。ずっと本戦会場にいて、友人と話しながら試合を観戦していました。それこそ、今のプレイはすごいとか、今のプレイはこっちのほうがよかったのではないかとか、いろいろ語りながらですね(笑)。

――『RAGE Shadowverse 2022 Autumn』の予選大会は出場されましたか?

参加したのですが、1日目で敗退しています(笑)。予選抜けは大変ですね。

――次回のRAGEはオンライン大会になりましたがその点はどのように考えていますか

対戦に参加するならオンラインのほうが楽ですね。ランク戦と同じ環境でできるので緊張や疲労を気にせず対戦ができます。過去にオンラインの予選は2日目まで行けました。

――RAGEはいつから参加しましたか?

初期のころから参加しています。参加申請は毎回出しているので、抽選で当たった大会はすべて参加しています。

――ちなみになのですが、ほかのオフイベントやゲームイベントなどは参加されますか?

大会に参加するのは『Shadowverse』だけですね。観戦であれば『VALORANT』や『APEX Legends』、『ストリートファイターV』や『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』などオンラインで大会を見るゲームはたくさんあります。

総括

 今回はインタビューに応じてもらった4組はそれぞれ、推しのプロゲーマーとの交流やグッズ購入、試合観戦など、さまざまな目的でイベントに来ていた。

 『Shadowverse』は1vs1のカードゲームだが、観戦ともなると仲間と一緒に試合を観て感想を語り合ったり、野球やサッカーなどのフィジカルスポーツと同様に、複数人で感動を共有できる。『Shadowverse』を通じて交友関係を広げ、その仲間たちとゲームを楽しむ。そんな彼ら彼女らの日常が目に浮かぶインタビューだった。

 今回の「RAGE Shadowverse」は、予選を含めて全てオフラインでの開催だったが、次回はオンライン開催を予定している。オフラインならではの“楽しみ”はしばらくのお預けになるが、会場までの遠征費が掛からないので、会場から離れたプレイヤーでも気軽に参加できるのが魅力である。

 「RAGE Shadowverse」は高額賞金の大会であるにも関わらず、一般のゲーマーが気軽に参加できるとても珍しいイベントだ。すでに『Shadowverse』をプレイされている方はもちろんのこと、この機会に『Shadowverse』を手に取り、eスポーツの世界に飛び込んでみると良いだろう。

© Cygames,Inc.
©RAGE

eスポーツで礼儀作法は身に付く? 「eスポーツ部」顧問の先生に話を聞いた

eスポーツは広がりを見せているが、“スポーツ”として浸透しているかと言えば、そうとも言い切れない。eスポーツがスポーツの一ジャン…

関連記事