『覆面D』3話ーー関口メンディーの華麗なドロップキックも炸裂 「覆面レスラー×教師」の二面性で訴える真摯な姿

 ABEMAオリジナル連続ドラマ『覆面D』の第3話が放送された。本作は、夢破れた熱血教師・大地大輔(関口メンディー)が “教育困難校”に赴任し、再度体を張って生徒に向き合い続ける姿を描く社会派学園エンターテインメントだ。主人公の大地をEXILEおよびGENARATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーが演じ、クラスの生徒を水沢林太郎、秋田汐梨、曽田陵介、紺野彩夏ら、話題の若手俳優陣が演じる。

【場面写真】『覆面D』3話ハイライト

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 覆面レスラーとして活動することが決まった大地。プロレス団体・BBTの副社長・信子(酒井若菜)の力で、校長(高橋克典)への報告もなんとか乗り越える。だが生徒たちの問題に関しては未だ頭を悩ませていた。母親がスナックを経営している小橋アキラ(紺野彩夏)は、スナックが潰れないようにとバイトを掛け持ちして家計を支えていた。しかし大金が稼げるという誘惑につられ、高校生であるにも関わらず年齢を偽りキャバクラで働くことに。大地はそんなアキラを説得するために、キャバクラまで出向く。アキラ自身も身を引こうと思いはじめるが、キャバクラと繋がりを持つ半グレ集団は、簡単にはアキラを逃そうとしなかった。一方で、アキラと同じクラスの鶴田(曽田陵介)もまた半グレ集団から“バイト”と偽り、詐欺の受け子をやらされていた。

 若者を取り巻く時事問題を積極的に取り入れる本作が第3話でピックアップしたのは、高校生がキャバクラで勤務する実態とオレオレ詐欺の受け子に関する問題だった。アキラのようにお金に困って働く者もいれば、鶴田のように実態を理解せずバイトだと思って詐欺の片棒を担いでしまうケースもあるだろう。だが、こうした実情を知るだけでも、視聴者層が自分を守ることに繋がるのではないだろうか。

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