『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』9話ーー“復活”を願うメンバーに突きつけられた過酷な条件とは?

 ひびき(鈴々木響)脱落後、しおり(加藤栞)にまたある意味酷な選択肢が突きつけられる。“シンデレラタイム”に選ばれた女子は脱落メンバーが復活できなかった場合、最終日にその男子が“オオカミくん”だったかどうかを知る権利が得られる。ただしその権利を使う場合には他の男子に告白する権利を放棄することになるというもの。この通告を見るなり涙するしおりの様子に、りお(高橋璃央)がまた複雑な表情を浮かべる。

 そしてアトリエ作業もかなり終盤に近づいた頃にしおりを呼び出し、自身の気持ちを伝える。「脱落もあって複雑な気持ちもある中で、今みたいに話したいけど、そうすればするほど、しおりは悩むし、考えることも増えるわけじゃない?でもしおりに気持ちは確実にあるし、複雑な気持ちなのもわかるし、また整理がついたら向き合って欲しい」とどこまでも相手のペースに合わせる姿勢を貫くりお。「弱った心に付け込むみたいなのはちょっと好きじゃないから」と男子メンバーに話していたのも本当にりおらしい。

 また、のせりん(能勢倫)と安泰かと思われたなな(新野尾七奈)だったが、恋愛を進める速度の違いに物足りなさを感じているようで、次週予告でななとりおのツーショットが観られたのが少し気になった。

 引き続きなかなか結論を出せずにいるのははる(中村榛)だ。うい(三原羽衣)には「ういの誕生日までに必ず結論を出すから待っていて欲しい」と話していたが、この締め切りの設け方は何とも言えない。それでういが選ばれるなら最高の誕生日になるだろうが、逆パターンの場合はかなり残酷だ。「怪しいでしょ、なんか俺……?」と聞かれたういが答えた「オオカミくんだろうが関係ないけどな」という回答に、特に何も返事をしなかったはるの様子も気になるところではある。

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