『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』8話ーーオオカミ投票で“脱落”したメンバーは誰?全員号泣の辛すぎる別れ

 はる(中村榛)が月LINEデートを使った相手はにのん(新音)だった。にのんの耳元にははるからもらった「ファーストイヤリング」が光る。きっと何万回と自身の中で繰り返したのであろう「もしもあの時、はるからのイヤリングを着けていけば……」というどれだけ願っても巻き戻せぬ時を、その願望を、遠回りはしたものの実現できた。それはにのんが素直になり成長できた証でもあるはずだ。

 脱落発表の候補者としてにのんの名前が挙がったからこそ、はるが月LINEデートに誘ってくれたことは重々承知で、それでも「良かった」とこぼすにのんの姿は駆け引きゼロでどこまでも正直だ。

 一方、三角関係のもう1人の相手であるうい(三原羽衣)はメンバー全員でのバーベキューに参加し、月LINEデートのことが常に引っかかっているような、不安な面持ちを浮かべていた。そんなういにもはるは優しく接する。月LINEデートから帰って来るなり、ういを呼び出し「脱落のことがあるからまだ整理できない。もうちょっとだけ時間が欲しい」と伝えていた。

 今シーズンは男女合わせた10名のなかから1名が脱落する。「オオカミ投票」の途中経過で上位6位メンバーの発表もあり、今話ではその6名に光のキューブが渡され、水に浸けて青色に光った1名だけが脱落発表を回避できるという演出もあった。

 なな(新野尾七奈)と一緒に互いのキューブの光の色を確認したのせりん(能勢倫)だったが、先にななのキューブが赤く光り、その後自分のキューブが青く光るのを確認するなり「なんで俺(のだけ)が……」と手で顔を覆って泣き出す様子が印象的だった。自分のことよりものせりんの脱落が免れたことを喜ぶななと、反面自分が残ることが決まったことを嘆くのせりんの対比も切なかった。

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