はじめしゃちょー、ドラクエ仕様のトラックで街中を走行 “案件動画”にも一捻りを加えるトップYouTuberのエンタメ性

 YouTuberのはじめしゃちょーが、ドラクエ仕様のトラックで街中を走行する動画を公開した。

ドラクエをクリアするまで降りれないトラック乗ったら何時間走り続けるの?

 9月16日に公開された「ドラクエをクリアするまで降りれないトラック乗ったら何時間走り続けるの?」と題した動画ではじめしゃちょーは、15日に発売された『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』(以下、DQXオフライン)をプレイするとし、「今回プレイする場所はこちらです」とカメラを誘導した。

 その先にあったのは、まだ何も描かれていないガラス張りの巨大な木箱が搭載されたトラックで、これから“ドラクエ仕様”に装飾されるという。はじめしゃちょーは、「これ、俺がドラクエするためだけに作られたトラックです」と明かし、このトラックに乗って『DQXオフライン』のクリアを目指すと説明した。企画におけるクリアの条件は、ゲームの重要アイテムである「キーエンブレム」を5つ取得すること。すべて取得するまでは、トラックを降りられないというからなかなか過酷だ。

 企画当日。「『X』のオンラインをめっちゃやっていた」「割とストーリーとかは知ってる気がする」と自信をのぞかせるはじめしゃちょーが集合場所へ向かうと、そこには生まれ変わったトラックの姿があった。片面はほぼ全面ガラス張りで、もう片面は、ドラクエでもっとも有名なモンスター「スライム」のかたちをした大きなガラス窓が搭載されている。スケルトンの車体からはトラックの中が丸見えで、ドラクエモンスターのぬいぐるみなど関連アイテムが所狭しと飾られていた。さらには、車体上部にはデカデカと「はじめしゃちょー ドラクエX プレイ中」という文字も。

 ドラクエ好きにとっては堪らないフォトジェニックなドラクエ仕様バスが完成したわけだが、このド派手なバスにゲームクリアまでエンドレスで乗る側としては有難くない。はじめしゃちょーは「公開処刑やん(笑)」と苦笑い。「恥ずかしい」と困惑しながらも、「ここまでしていただけたのであればもうやるしかないでしょ」と腹をくくってバスに乗り込んだ。

 その後、東京都心をぐるぐると周るバスの車中で、待ちゆく人の注目を集めながら、黙々と『DQXオフライン』に打ち込むはじめしゃちょー。その結果、ゲーム開始9時間で最後のキーエンブレムを獲得し、なんとかミッションを完遂していた。

 本動画は『DQXオフライン』とのタイアップ。こうしたいわゆる“案件動画”は、プロモーション感が醸し出されがちで倦厭するファンも少なくないが、動画映えするポップなバスを用意し、見どころある企画動画に仕上げるあたりさすがと言うべきか。コメント欄でも「自分が体験する大変な企画よく思いつくなーって思う」「車走らせることで宣伝なるしこんな楽しいパンチのある企画立ててくれたら企業もプロモーション依頼してよかったーって思うだろうなー」「はじめんの企画はプロモーションだとしてもおもしろすぎる」など、称賛の声が相次いでいる。

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