“1対10の喧嘩に勝った不良”10人ニキが、YouTube上で躍動 朝倉未来に加えフィッシャーズからも引っ張りだこに

 総合格闘家の朝倉未来がアンバサダーを務める格闘技イベント「BreakingDown」のオーディションで「1対10の喧嘩で勝った」と豪語した男、通称「10人ニキ」が今、YouTubeで引っ張りだこになっている。

 「10人ニキ」が誕生したのは、2022年3月16日に朝倉のYouTubeチャンネルで公開された、「BreakingDown」第4回大会出場選手を決めるオーディション動画でのこと。出場候補者の1人だった格闘技歴なしの23歳・鈴木大輔さんは、「武器を持っていた10人を1人でボコボコにした」とにわかに信じがたい武勇伝を披露したものの、直後に行われたテストマッチにてわずか数秒で失神K.O負け。自信満々に大言壮語を吐いてから舌の根も乾かぬうちに秒殺されたその一部始終に、視聴者が鮮烈な印象を抱いたのは言うまでもない。その結果、鈴木さんはオーディション不合格だったにもかかわらずネットの人気者となり、いつしか「喧嘩10人に勝ったニキ」略して「10人ニキ」というあだ名で呼ばれるようになったのだ。

 そんな10人ニキが現在、有名YouTuberたちから多くの引き合いを受けている。

【まぜるな危険】シルクロードと10人ニキで緊急対談

 8月11日にはYouTuberグループ・フィッシャーズのチャンネルで公開された動画に登場し、同グループのリーダー・シルクロードと似ているという理由から両者による対談企画が行われた。「BreakingDown」並びに10人ニキの活躍もしっかりとチェックしていたという格闘技好きのシルクは、「むちゃくちゃ強い格闘家の方っていっぱいいると思うんですけど、結局、盛り上がりを作れた人が僕の中ではすごい人」と持論を展開。その上で、衝撃的なK.O負けによってムーブメントを起こした10人ニキについて「ヒーローですよ、既に。とんでもないスターが現れた」と絶賛した。シルクと10人ニキは並ぶと確かに瓜二つ。動画では対談のほか、シルクが10人ニキにこっそり入れ替わるというドッキリ企画も敢行され、ターゲットとなったメンバーのンダホ、ザカオ、マサイは10人ニキの顔を見るなり爆笑していた。なお、この動画の再生回数は8月16日時点で137万回に達している。

10人ニキの意外な一面とあの暴露について・・・

 このほか10人ニキは、アイドルグループ「EE JUMP」の元メンバー・後藤祐樹をはじめとした「BreakingDown」出場戦手の動画にも度々ゲスト出演しており、彼が登場する動画は軒並み高い再生回数をマークしている。

 なかでも10人ニキの扱い方を一番わかっているのは、彼のスター性に誰よりも早く気付いた朝倉未来に他ならない。10人ニキは朝倉のチャンネルに頻繁に出演している。特に、4月25日に公開された10人ニキが本当に10人相手に勝てるのかを検証すべく、ヤンキー役のエキストラ10人との乱闘をけしかけた動画は360万再生を記録した(8月16日時点)。

150kmの球を投げれるという10人ニキにピッチングさせてみた

 さらに、朝倉のサブチャンネル「ふわっとmikuruチャンネル」では8月13日、野球の硬式ボールで150kmの剛速球を投げられると豪語する10人ニキの話がハッタリか否かを検証する動画も公開。本動画には、メイウェザー戦に向けた準備のためか朝倉は登場しない。代わりにスタッフ2名と10人ニキのみが出演している。チャンネルの絶対的支柱である朝倉を欠きながら、動画の再生回数は49万回(8月16日時点)と好調。いかに、10人ニキに華があるかわかるというものだ。

 8月16日には、朝倉のYouTubeチャンネルで配信された「BreakingDown5.5」で、DJ社長と対戦した10人ニキ。今後もしばらくは、人気YouTuberから引く手あまたな状況は続くことだろう。

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