スバル360、トヨタ・ソアラ……水谷豊がドラマで愛用した車とは?

 日本を代表する俳優の1人、水谷豊。彼は『太陽にほえろ』(日本テレビ系)の第1回犯人役から本格的な俳優人生をスタートさせた。

 『傷だらけの天使』『熱中時代』のヒットでスターダムにのし上がると、『刑事貴族』『浅見光彦ミステリー』など、数多くの作品で主役を演じ、その地位を不動のものにした。そんな水谷の作品には特徴的な自動車が登場する。今回はその一部を紹介したい。

スバル360 『熱中時代・刑事編』

 1979年4月から10月まで放送された刑事ドラマ『熱中時代・刑事編』。水谷演じる主役の早野武が愛車としていたのが、スバル360だ。

 番組のオープニングでは水谷の歌う「カルフォルニア・コレクション」が流れるなか、刑事とは思えないオシャレなスーツに身を包んだ早野が、黄色いスバル360に乗り込み走っていく姿が放送されていた。

 スバル360は富士重工業が製造・販売した軽自動車で、丸みを帯びたデザインから「てんとう虫」と称された。『熱中時代・刑事編』はスタイリッシュなスーツとコンパクトな車を愛車にするという、刑事・水谷の原点ともいわれている。

トヨタ・ソアラ 2代目 Z20型 『浅見光彦ミステリー』

 1987年から90年にかけ、日本テレビで放送された『浅見光彦ミステリー』。このなかで水谷演じるルポライター・浅見光彦が愛車としたのが、トヨタ・ソアラ2代目 Z20型だった。

 浅見がソアラを愛車とするのは2作目からで、登場時に劇中女性から「良いな、新車ですか?」と聞かれ、「そう、買ったばっかり」と話し、紹介する場面も。また、事件の真相に迫るシーンでも、ソアラに乗った浅見が旧天城トンネルを疾走している。

 ソアラ2代目Z20型はバブル期に絶大な人気を誇った車で、乗っているだけでモテるとまでいわれたほど。現代でもそのカッコいいデザインは、高い評価を受けているようだ。

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