YouTuberが極薄の木造ギターを製作 演奏はできる?

 あるYouTuberがギターの薄さの限界に挑戦し、厚さ1インチ(2.54センチメートル)を切ることに成功した。

 YouTuberのBurls Artは奇抜な素材を使って6弦ギターを制作することで人気を集めている。これまでに使った素材は海洋プラスチック、コーヒー豆、色鉛筆、塩などだ。世界のほとんどの弦楽器製作家はギターの製作に木材を使用するが、今回の動画でBurls Artは普通の木材を使っており、彼にとっては珍しいことだ。

 素材にはマホガニーに似た西アフリカの硬材であるブラックリンバを使用。厚さは1インチを切ることを目標にしていたが、最終的には約0.75インチ(約1.9センチメートル)という極薄のギターを完成させた。ギターの標準的な厚みは、例えばフェンダーのテレキャスターの厚さは約1.75インチ(約4.445センチメートル)、ギブソンのレスポール・モデルは約2インチ(約5.08センチメートル)だ。

 薄いギターを作るには、薄くカットした木材に合う部品選びも肝心だ。Burls Artはオンラインで見つけたレースの薄いハムバッカーを選択した。

 動画の最後には「Limba Blade」と名付けられた特製のギターを演奏する様子も収められている。見た目の薄さに反して、厚みのある素敵な音色だ。

(画像=YouTubeより)

〈Source〉
https://www.guitarworld.com/news/burls-art-thinnest-guitar
https://youtu.be/_IDdGsj1xHo

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