『バチェロレッテ・ジャパン』S2・4~6話ーー見るに堪えない? 12歳差の“マジゲンカ”……尾崎美紀の選ぶ基準も明らかに

「男泣き」で好感を得たバスケ選手・長谷川。男性メンバーは不穏な空気に?

 参加男性の人数も絞られてくる第4話〜6話では、同性同士の戦いも徐々に激化する。今回、初回登場から妙にスポーツマンやマッチョタイプの男性が多いのも目立っていたが、参加男性が半分以下になった4話以降、見事にマッチョ群は残りつつあり、絵面の華やかさに一役買っているのはよかった。

 そんな中、第4話では過半数が参加するグループデートで、本場タイでの「ムエタイデート」が行われた。サンドバッグでの練習の後は、なんと参加男性同士のスパーリングが。見るからに1人だけ大きいラグビー選手・ジェイデン トア マクスウェルも参加している状況で、どんなマッチングで試合が始まるのかと、観ている方もヒヤヒヤ。

 結局、対戦表はデザイナー・阿部大輔VS画家・美留町恭兵、バスケ選手・長谷川惠一VSダンサー・山邊玲音、ジェイデンVSバスケ選手・佐藤 マクファーレン 優樹という、ある程度体格が意識されたマッチアップとなった。細身体型の阿部VS美留町の試合はともかく、他の2試合は、互いに筋肉質ではあるものの、身長や体重には大きな差がある男性同士の対戦となり、試合を観戦していた尾﨑も半泣き状態に。

 バスケ選手のマクファーは半裸でバトルに挑み男らしさを見せつける。今シーズンのバチェロレッテは、リゾート地での撮影ということもあるが、こういった肉体美を披露する場が多いため、マッチョな男性陣には有利に働いているのかもしれない。

 結局、ムエタイバトル勝者の中からツーショットデートに進んだのは、試合の勝敗が出る前から「男泣き」し始め、一瞬誰もを戸惑わせた長谷川。このあたりから、男性陣の空気が変わり始める。「泣いてデートに行けるなんて、男らしくない」という発言もみられた。スポーツや体作りに向き合っているメンバーも多い分、男臭い「男性らしさバトル」のゴングが鳴る。

阿部VSマクファー、終わらない12歳年の差ゲンカ……

 その後のパジャマ・カクテルパーティでも、キャットファイトのようなバトルが勃発。デザイナー・美留町がまだ話ができていない状態の中、ダンサー・山邊と「ゆっくり話したい」と個室に向かう尾﨑。個室での会話中に司会・坂東が現れ「残り15分でパーティ終了」と告げる。ここからは、見るに堪えない「男の情け」バトルが……。

 まだ話せていない美留町のために、個室前でパーティ時間が迫っていることを知らせようとするマクファー。それに対し美留町本人は「俺は信じて待ちたい」と宣言。尾﨑の気を引こうと個室前に向かうマクファーと長谷川に対し、突如デザイナー・阿部が「いい加減人の気持ち考えろよ!」とブチギレ。

 しかし、それぞれに違う正義があることは明白だ。マクファーは自分なりに、仲間である美留町にも、平等に機会を与えたいと思った。それに対し、阿倍のように本人の気持ちを尊重するべきという意見もあるだろう。どちらも間違っていないからこそある意味謎すぎるケンカの中で、阿部はマクファーに「自己中すぎる」と言い放ち、事態は口論に発展。最後は美留町の方が空気を読んで「2人ともありがとう、うれしいけど!ね!」と仲裁……。美留町も最後に時間をもらえた展開だったからいいものの、いい大人同士の口論に、若干呆れ返った視聴者もいるかもしれない。

 第5話ではとうとうデート略奪を叶える”ストールンローズ”も登場し、またも男のケンカが大勃発。ここでも、夜のツーショットデートで「全力を出しきれなかった」という阿部と、前日まで「おれは美紀ちゃんの意思を尊重したいから、ストールンは絶対に使わない」と豪語していたマクファーが、ストールンローズを巡って口論。5話でデートの機会がなかった長谷川もストールンローズを使いたい、と表明していたが阿部とマクファの強すぎる口論に気圧され気味。マクファーとほとんど2人でケンカしていた阿部が「マクファに譲るよ」と言った発言に流され、ローズを譲ってしまった。

 40歳アパレルデザイナーの阿部と、28歳プロバスケ選手のマクファー。どう見ても生きてきた人生が違いすぎて、その正義が交わるわけがないのは明白だ。しかし今回、残ったメンバーは温厚で周りの空気を読めるメンバーも多く、勝手にケンカし始める2人に巻き込まれる形で気を使わされている男性も多いことに、多少同情せざるも得ない展開に……。

 残るメンツは多くが温厚な表情が目立つメンバーだが、阿部やマクファーのような、芯も主張も強い男性とは人間性を見事に分ける。両極端とも言えるメンツが残りつつあることに、尾﨑のどんな意思がはらんでいるのだろうか。

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