小学生~中学生と年齢に合わせて変わる“スマホ利用のルール”って? 夏休み前に親子間で話し合ってみよう
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所は、子どもとスマホ・ケータイに関する調査レポートを発表した。
今回調査されたのは、年齢とともに変わるスマホ・ケータイの親子間でのルールで、小中学生とその親を対象に実施された。各家庭での利用ルールは年齢が低いと場所や時間に関するものが多く、年齢が上がるにつれて個人情報や人との繋がりに関するルールが見られるようになった。他にも、スマホを使いすぎてしまう理由なども年齢別に変化がみられる結果となった。
《調査結果》
・年齢が低いと「場所・時間」、年齢が上がると「個人情報・人との繋がり」がルールの上位
図1.小中学生、スマホ・ケータイの利用ルール(所有者が対象)
スマホ・ケータイを所有させている小中学生の親に「利用ルール」について聞いた結果が図1だ。 年齢が低いと「場所・時間」に関連すること、年齢が上がると「個人情報・人との繋がり」に関する事項が増えている。詳細な結果は図4を参照。
・使い過ぎてしまう理由「楽しい」「暇つぶし」学年が上がると「友達」との関連も増える
図2. 小中学生、スマホ・ケータイを使い過ぎてしまう割合(所有者が対象)
ルールを設定する理由の一つに「使い過ぎてしまう」ことが挙げられる。図2で記載したとおり、中学生になると8割程度が使い過ぎてしまうと回答している。その理由は「楽しい」「暇つぶし」が多いが、学年があがると「友達」に関する項目も増えてくる。
図3. 小中学生、使い過ぎてしまう理由(使い過ぎると回答した人が対象)
子どもの年齢が上がっていくと交友関係も広くなり、スマホ・ケータイの使い方も変わっていく。今一度親子でスマホ・ケータイの使い方について、定期的に話し合う機会を設けてみてはどうだろうか。また、夏休み前のこのタイミングでルールの見直しもしてみるもの良いかもしれない。
■調査概要
調査方法:訪問留置調査
調査対象:関東1都6県・小学生及び中学生とその親
有効回答数:500
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付
調査時期:2021年11月
問い合わせ先:https://www.moba-ken.jp/contact/index.html
「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を『ケータイ社会白書』として公開中:https://www.moba-ken.jp/whitepaper/index.html