“eスポーツ恋活”の成功率は高い！？　「ゲームを通じた出会い」に関する調査結果から考える

　着実にゲームカルチャーの1つになってきているeスポーツ。最近ではYouTubeやTwitchなどの配信プラットフォームで試合を視聴することも一般的になってきた。中学生を対象にした「将来なりたい職業」ではeスポーツ選手が上位にランクインするなど、今後も国内での拡大が期待できるジャンルだ。

　こうした中、「eスポーツ（ゲーム）を通じての出会い」について、53.4％の人が「ありだと思う」「どちらかと言えばありだと思う」という調査結果が発表された。新型コロナウイルスの影響で出会いの場はオンラインへ移行している話はよく聞くが、実際のところはどうなのだろうか。

ゲームを通じて知り合った人とは14.3％が恋人へ発展

　婚活パーティー「OTOCON（オトコン）」を主催するタメニー株式会社が、参加者216名に対して「eスポーツ（ゲーム）での出会い」についての調査結果を発表した。これによると、「eスポーツ（ゲーム）を通じて異性と出会ったことがある14.3％の方が恋人へ発展」との結果が出ている。

　まず、「eスポーツ（ゲーム）を通じて異性と出会ったことはあるか？」についてだが、9.5％の人がeスポーツ（ゲーム）を通じてなんらかのやり取りをしていることがわかった。実際にこうしたやり取りをした人に「どのような関係に発展したか？」を聞いてみると、14.3％が恋人へ発展したというのだ。

　これを多いと見るか少ないと見るかは判断が分かれそうだが、「友人になった」が約38％存在し、友人から恋人への発展も期待できそうだ。

　また、「eスポーツ（ゲーム）を通じての出会いに関してどう思うか？」の問いには、「ありだと思う（35.3％）」「どちらかと言えばありだと思う（18.1％」と肯定的な意見が半数以上を占めている。

　こうした肯定派の声としては、

共通の趣味があれば、交際が始まっても楽しい時間が過ごせそう（20代・男性）
何か一緒にやり遂げたものがあると惹かれやすくなると思う（30代・女性）
オフ会で仲良くなって交際にまで発展した友達が実際にいる（50代・男性）
実際に出会って恋に落ちたから（50代・女性）
など、幅広い年齢層からの支持があることがわかる。

　eスポーツは観戦するにしても一般的なスポーツ観戦と同じで、仲間や友人とワイワイ盛り上がりながら見ると楽しさもよりいっそう高まるし、共通の話題で試合後も会話のトピックに困らない。

　また、最近のゲームではオンラインでのプレイが一般的。その内容も敵同士になるだけはなく、チームを組んで生き残る、協力プレイで先に進めるなど、自然発生的にコミュニケーションが活発になる仕掛けがある。

　加えて、時間を合わせてプレイするために、ゲーム外のコミュニケーションも取りやすくなるため、比較的スムーズに会話をする機会も増える。ゲームが終わったあとも、ゲームの攻略法を教えたり、教えてもらったりなどの話も弾むだろう。

　こうしたゲームプレイ開始前から終了後まで、共通の話題で盛り上がることができるメリットがゲームにはある。