世界でもっとも恐ろしい灯台で24時間を過ごす 海外YouTuberの体を張った企画が話題に

 アメリカの人気エンタメ系グループYouTuber「JStu」(チャンネル登録者数703万人)が、世界でもっとも恐ろしい”灯台”に、24時間宿泊する動画を投稿した。該当の動画は、2022年6月25日公開の「Overnight in the World's Scariest Lighthouse for 24 Hours」。

Overnight in the World's Scariest Lighthouse for 24 Hours

 「Stannard Rock Light」とは、1882年に完成した、北アメリカのスペリオル湖にある灯台。スペリオル湖は世界の五大湖にも数えられており、Stannard Rock Lightは航行の危険を回避するために建設された灯台。一番近い陸からでも24マイル(約38.6キロメートル)も離れており、アメリカ内で岸からもっとも離れた灯台で、助けを呼んでも4時間はかかるとのこと。

 こちらの灯台には船で行くことになるが、電気や携帯電話も使えず、また灯台に着いても錆びたはしごを20段も登らないといけない。さらに、灯台に登っても地面が雪で凍っており、一度足を滑らせて冷たい湖に落ちてしまえば、命に危険が及ぶだろう。動画冒頭から、もっとも恐ろしい灯台の洗礼を受けている。そもそも宿泊用の灯台ではないので、ホテルのように快適で安全に過ごせる機能を備えていないのは仕方ない。

 灯台の中は地下2階、地上7階建て。地上の部屋は特に何が置いてあるわけでもなく、無機質な空間となっている。地下に行ってみると、床がやや浸水しており、臭いも普通ではないらしい。先に進んでみると汚水が貯まっている場所があり、おそらくここから臭いを発しているのだろう。

 さらに最悪なことに、ここは湖上のため、天候も良くない。遠くには嵐が見え、それも徐々に灯台に近づいているように見えるらしい。雪が積もっているだけあって内部は非常に寒く、また翌日には霧に覆われて周りの様子がまったく見えない状態であった。これらの最悪な環境にいるだけあって、動画越しでも彼らの不安を感じ取れた。

 恐怖の灯台の上でも、彼らは楽しむことを忘れない。灯台の上から釣りをしたり、ラグビーボールを投げ合ったりしてしている。何より灯台は湖上にあるので、夕日がとても美しく見える。24時間過ごしたあとは、迎えの船が来て動画は終了。これだけストレスのかかる場所で、視聴者を楽しませるために体を張る彼らは、まさにYouTuberの鑑。703万人を惹きつける彼らの魅力に触れたい方は、この機会にぜひJStuの動画を視聴してほしい。

関連記事