SMAPの元メンバーで、1990年代後半から俳優としてさまざまな作品に出演し、「高視聴率男」と称される木村拓哉。

　彼の出演するドラマは視聴率だけでなく、世の中のトレンドにも影響を与えてきたが、その1つに自動車がある。劇中で車に乗る様子を見て販売台数が伸びたということもあったと聞く。

　今回はドラマ内で木村拓哉が乗った車を紹介したい。

ランドクルーザー 40系 『GOOD LUCK!!』

　2003年にTBSの「日曜劇場」で放送された『GOOD LUCK!!』。全日本空輸全面協力のもと、パイロットの仕事や恋愛を描いた作品だ。

　この作品で木村拓哉の愛車となっていたのが、トヨタ自動車のランドクルーザー40系。1960年から1984年に製造・販売されたモデルで「ヨンマル」の相性で親しまれていた。2003年の放送当時もレトロな部類に入る車だったが、木村拓哉がドラマ内で乗りこなしたとことで人気が再燃し、売上が伸びたといわれる。

　堤真一、柴咲コウ、いかりや長介など演技派が出演したこともあり、現在も内容が高く評価され、影響を受けて航空業界に就職した学生も多かったという『GOOD LUCK!!』。この作品は自動車の売上にも貢献していたようだ。

ハイラックス　『プライド』

　2004年にフジテレビ月9枠で放送された『プライド』。木村拓哉主演で、アイスホッケーチームのメンバー役として坂口憲二、市川染五郎、佐藤隆太が出演した。

　スポ根恋愛ドラマという月9には珍しい内容や、QUEENの「I Was Born To Love You」がオープニング曲に使われたことも話題となり、人気作品となった。そんな『プライド』で木村拓哉が乗っていたのが、トヨタのハイラックス。大きな車体と少々の汚れが特徴的だった。