ZETA DIVISIONを下し、NORTHEPTIONが新王者に! 『VCT 2022 Challengers Japan Stage2』優勝チームインタビュー

――Meteor選手は3マップ目以降、守りでも強気に前に出て、1ピックを狙うような立ち回りが目立っていましたが、1~2マップ目と比べて、どのような心境の変化や意図があったのか教えてください。

Meteor:bailコーチから「君は強いから自信を持って、1ピックを狙ったり、ぐいぐい前に出て戦って」という教えがあったので、今日はずっとその動きを意識していました。

――前回「ZETA DIVISION」が世界3位になった時は、日本チームの下馬評が低かったですが、今回は前回の結果を踏まえてマークされる部分もあると思います。それについての気持ちや対策などを教えてください。

bail:大会が終わった後、すぐにデンマークに向かわなければならず、時間が足りないので、まだ具体的な対策は考えられていません。まずは、選手たちが一番自信のある好きなエージェントを選んで、どういう対策をするか、これから選手たちの意見を聞きながら考えていきたいと思います。

――今回、さいたまスーパーアリーナのステージでプレイした感想を教えてください。

BlackWiz:僕個人としては、ゲームの大会で初めてのオフラインだったこともあって、本当にワクワクドキドキの楽しい時間が過ごせたなと思っています。

――「NORTHEPTION」がどのようなチームなのか、プレイスタイルや人間性などの面での特徴を教えてください。

Meteor:チームメンバーたちを家族と思うほど、皆の信頼感が深く、仲が良いのが「NORTHEPTION」です。プレイ面では、ラウンドごとに敵の動きを把握して、素早くそれに対応できるところが、「NORTHEPTION」の特徴だと思います。

――bailコーチは世界大会で何度も勝っていると思いますが、世界で勝つために必要なこととして、選手にどのようなアドバイスをしますか?

bail:今までの経験から、2つあると思うんですけど、1つは運のような要素で、その日やその直前の日に選手たちがコンディションが良いこと。もう1つは、個人の自由時間を諦めるくらい、毎日毎日ハードな練習をすること。それが世界大会で勝つために必要なことだと思います。

――今日の試合を見て、特にプロを目指す若者に良い刺激になったと思います。プロを目指す人たちに、応援の一言をお願いします。

Meteor:韓国の基準では、23歳という遅い年齢からプロ選手生活を始めましたが、運良くbailコーチに見つけてもらい、そこから頑張って練習してここまで来ることができました。自分の状況や年齢に関係なく、頑張れば誰でもプロを目指していけると思います。頑張ってください。

――今日はBO5で合計4マップをプレイしましたが、体力的な疲れはありましたか?

Meteor:体力的には全然疲れていませんでしたが、今日はいつもと比べたら自分があまりキルが取れなくて、それが精神的に影響した部分はありました。

――世界で戦ってみたいチームがあれば教えてください。

Meteor:DRXと戦ってみたいです。

――それでは最後に、Mastersに向けた意気込みをお願いします。

BlackWiz:今は間違いなく一番注目されていると思うんですけど、注目されてプレッシャーがかかっている状態でも、良い結果が残せるように全力で頑張りたいと思います。

■GRAND FINAL試合結果

NORTHEPTION [3-1] ZETA DIVISION

マップ1:13-11(アイスボックス) 
マップ2:4-13(ヘイヴン)
マップ3:13-4(フラクチャー)
マップ4:13-7(アセント)

 優勝に輝いた「NORTHEPTION」は、デンマーク・コペンハーゲンにて開催される国際大会『VCT 2022 Masters Stage2』に、日本代表チームとして出場。大会は、7月10日から7月24日にかけて開催される。

■配信アーカイブ
2022 VCT Stage2 - Challengers JAPAN Playoff Finals Day2
https://youtu.be/W92taElCJdE

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