“金持ちYouTuber”のヒカルが、実業家の堀江貴文氏と対談を行った。

　6月16日に公開された「酔ったホリエモンに禁断の質問ぶつけまくったら流石にブチギレたww」と題した動画でヒカルは、現在車で飛行場に向かっているとした上で、「ホリエモンこと堀江貴文さんに呼び出されてまして」と説明した。事の始まりは、3月に配信されたYouTube番組「賛否両論」。同番組で共演したことが縁となり、堀江氏から「旅行に行こう」と誘われたため、これから堀江氏が仲間数人と所有しているプライベートジェットに搭乗し、北海道へと向かうのだという。

　もちろん、堀江氏の誘いに無策で応じるようなヒカルではない。策士として知られるこの男は「誘われたら何でもありでしょ」とニヤリと微笑んだ。

　飛行場に到着すると、堀江氏と合流。2人はホンダジェット、セスナ、車を乗り継いで堀江氏が事業を展開する北海道大樹町にやってきた。堀江氏が手掛けるロケット関連の施設などを見学するなど彼の一日に密着した後は、帯広の屋台で酒宴を催すことに。ここでヒカル陣営に仕向けられ、堀江氏は他ではなかなか披露しないようなここだけの話を連発する。

　まず、20年秋に堀江氏が起こして物議をかもした「餃子屋事件」についてつつかれると、「俺に餃子で絡んでくるやつが多いんだよ！」と苦笑い。その話の流れでヒカルから「餃子やりましょうよ」「マスク付けちゃいけない餃子屋どうっすか？」とビジネスの提案をされた堀江氏は快く応じ、「あと、ひろゆきも入れない」と因縁の相手・ひろゆきお断りの店にすると息巻いた。

　また、既にしたたかに酔わされた堀江氏は「Twitterでずっと野菜食えって言われてる」と、お馴染みの野菜ネタを自ら持ち出しつつ、「（餃子を）食ってやるわ、お前！ 俺は餃子も野菜も大好きなんです」と宣言。ヒカルが「ホリエモンが認めた野菜餃子って売れそうっすもんね」とアイデアを出すと、野菜餃子の店を共同経営するという話で盛り上がった。

　さらに堀江氏は「ニューハーフ事件があって……」と、自分から2016年12月に女装男子とのお泊りが報じられたことについても言及。ヒカルが「いつからその領域に辿り着いたんですか？」と質問すると、25年ほど前にタイのバンコクで後輩からお店に連れていかれて“開眼”したというエピソードを赤裸々に語っていた。

　通の対談企画やインタビューではなかなかここまでの話を聞き出すことはできない。一日密着した後の打ち上げで堀江氏を上機嫌にさせつつ、楽しい雰囲気に乗じて、キワドイ質問をぶっこんだヒカル陣営の作戦勝ちと言えるだろう。