東海オンエア、水溜りボンド、ヒカル……古参YouTuberが“原点回帰企画”連発する理由は？

　6人組人気YouTuber、東海オンエアがここ数カ月「大食い」「酒飲み」など、原点とも呼べる企画を連発し、ファンを沸かせている。

現役最強は伊達じゃない　アベレージ200万弱の再生数

　東海オンエアは6月11日に、「Twitterで「リプくれたアカウント」の飯しか食べれない生活でゲテモノパーティ開幕！？」と、食事関連の企画を投稿。わずか数日の内に200万回に到達する勢いで動画は再生されている。

　もともと大食いや酒飲み企画に定評のある東海オンエア。メンバーが苦しむ姿が面白いとファンからの支持も厚い。もちろん彼らもそのことは知っており、定期的に動画内で無謀な大食いや、酔っ払って盛り上がる様を公開している。

　特にここ1カ月間では、昔の企画のような動画が多く、様々な大食い、アルコール企画を投稿。いずれも200万回再生を超えており、明らかに他の企画よりも伸びが良い。また東海オンエアの動画を再生回数順に見ていっても大食い企画が多いことから、彼らの絶対的な威力を持つコンテンツであることいえる。

　そんな大食い動画だが、言ってしまえば“メンバーが食事をするだけ”の動画だ。しかしその中でも無理して食べ進めたり、メンバー同士の掛け合いが爆笑を生み出したりと、彼らだからこそ人気企画として成り立っている側面があることも事実。

　近年、新世代YouTuberの出現により、一昔前に時代を築いた人たちもかつてほどの影響力を発揮できなくなっているYouTube業界。それでも東海オンエアが現役最強と呼ばれ、長きに渡り活躍を続けられるのは、こうしてしっかりと自分たちの武器を巧みに操れているからではないだろうか。

ヒカル、水溜りボンドなど　他のYouTuberも原点回帰

　原点回帰を行い、依然として高い人気を集めるYouTuberは東海オンエアだけではない。

　ヒカルは少し前まで父親とのコラボを始めとする、クリーン路線の動画を多く投稿してきていた。しかしここ最近ではまた以前のような「闇を暴く系」や「大金を使う企画」を頻繁に投稿し、初期を彷彿とさせる活動を行っている。

　水溜りボンドもトミーの活動休止など苦しい時期も続いたが、最近では「早食い企画」、「相方へのドッキリ」と、全盛期に人気を博した系統の動画があげられている。登録者数はかつてより減ってはいるものの、巻き返しを狙った原点回帰を見せている。

　コムドットやばんばんざいなど、勢いのある新世代YouTuberが次々に誕生するYouTubeシーン。それでも、YouTube黎明期から人気を集めるトップYouTuberたちは、唯一無二の武器を携えこれからも活躍を続けていくだろう。