iOS 16、一瞬で写真を切り抜いてスタンプとして使えるように! その方法とは?

 先日行われたWWDCにて、Appleは、MacOS VenturaやiPadOS 16、WatchOS 9、そしてiOS 16について2時間におよぶ発表を行った。iPhoneユーザーにとって革新的だったのは、送信したメッセージの編集や削除が可能になった点とロックスクリーンがカスタマイズ可能になった点だろう。しかし、イベントではわずか15秒ほどしか時間は割かれなかったもう1つ注目したい新機能がある。

 それが、写真をタップ&ホールドして、写真の被写体(人物など)を背景から切り離すことができるという機能。そのままホールドすることで、写真から切り抜きを「持ち上げ」て別のアプリにドラッグし、投稿、共有、コラージュなどを行うことができる。

 これは、iOS 15で最初にリリースされた「Visual Look Up」の一部で、植物や食べ物、ランドマーク、さらにはペットまで、写真内のオブジェクトを認識することが可能。iOS 16では、その機能がさらに進化し、タップ&ホールドだけで、写真やPDFからそのオブジェクトを切り抜くことができ、メッセージアプリなどで使用できる。

 AppleのSiri Language and Technologiesのシニア・ディレクター、Robby Walkerは、WWDCでフレンチブルドッグの写真を使ってデモを見せた。犬が写真から切り抜かれ、そのままメッセージのテキストフィールドへドラッグ&ドロップ。その動作はいたってスムーズだ。Walkerが"Magic"と形容したこの機能は、7月にiOS 16の一般用のベータ版がリリース予定とのことだ。

(画像=Appleより)

(source)
https://www.apple.com/newsroom/2022/06/apple-unveils-new-ways-to-share-and-communicate-in-ios-16/
https://www.cnet.com/tech/mobile/my-favorite-ios-16-feature-is-you-tap-to-lift-a-pet-out-of-a-photo/

関連記事