シリーズファンから歓喜の声! 懐かしの「密林」や「エスピナス」が復刻する『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の新情報に驚いた
2022年6月14日、『CAPCOM Showcase』にて、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の新情報が公開された。『サンブレイク』は2020年に発売した『モンスターハンターライズ』の大型拡張コンテンツであり、6月30日リリースであることから、今回が発売前最後の発表となると予想される。そんな今回の発表は、シリーズファンにとってはサプライズともいえるものだった。
「密林」フィールドがリニューアルして復活
今回の発表でファンをもっとも驚かせたのは、「密林」フィールドの復活ではないだろうか。というのも、すでに「城塞高地」という新フィールドが発表されており、2つ目の追加フィールドはないと考えていたプレイヤーが多かったからだ。
「密林」は、『モンスターハンター2(ドス)』で初登場したフィールド。その後も『ポータブル2nd G』や『ダブルクロス』といったタイトルに登場していることから、懐かしい気持ちになったファンも多いだろう。映像では、「密林」でお馴染みの小型モンスター「ランポス」の姿も確認することができる。
「密林」は温暖な気候と豊富な雨量により、植物やモンスターの楽園ともいえる環境となっている。鬱蒼と茂るジャングルだけでなく、開放的な海岸や地下空間なども広がっており、起伏に富んだフィールドだ。「城塞高地」とあわせて、『サンブレイク』の新たな狩猟体験をより鮮やかに彩ることだろう。
『ライズ』では「砂原」や「水没林」といった過去作のフィールドが登場していたが、どちらもシームレスなマップへとリニューアルされていた。「密林」も例に漏れずシームレスなフィールドとして生まれ変わるとのことだ。また、フィールドのリニューアルにともない、過去作では到達できなかった一部のエリアに進入できるようになっているらしい。そのほかにも、「ツラヌキイカ」や「セキヘイヒザミ」といった「密林」固有の環境生物も存在するようだ。
『フロンティア』から「エスピナス」が参戦
追加モンスターの情報も解禁された。
なかでも異彩を放つのが、『モンスターハンターフロンティア』のオリジナルモンスターである「エスピナス」の存在だ。
『モンスターハンターフロンティア』は、かつてPC向けオンラインゲームとして運営されていたタイトルで、すでにサービスが終了している。「エスピナス」は、そんな『フロンティア』でしか戦えないモンスターとして位置づけられており、同作の看板を背負って立つ存在でもあった。『フロンティア』完全オリジナルモンスターがメインシリーズに登場するのは今回が初めてのことであり、この発表に驚いたハンターたちは少なくないはずだ。
「エスピナス」は、全身を棘と固い甲殻に覆われた飛竜である。普段は温厚なものの、生命の危険を感じると突如として攻撃的になり、烈火の如き猛攻撃でハンターを苦しめる。そのギャップに驚かされたハンターは多かったはずだ。『サンブレイク』においてもその温厚さと激情の二面性を見せてくれることだろう。
また、『モンスターハンター4』の看板モンスターである「ゴア・マガラ」の登場も明らかになった。こちらは「狂竜ウィルス」と呼ばれるウィルスを操り、真っ黒な見た目から「黒蝕竜」とも呼ばれるモンスターだ。感覚器官としての眼を持たないものの、翼膜から撒かれる鱗粉によって生物の位置を把握している。また、「狂竜化」と呼ばれる状態になると翼脚が展開され、六本脚の姿となるのが特徴だ。ほかのモンスターとは一線を画すその動きは、初めて対峙するハンターを困惑させるだろう。
さらに「ダイミョウザザミ」と呼ばれる大型の甲殻種も復活する。こちらは巨大な爪が特徴の蟹のようなモンスターで、爪を使って自身の身を守る姿が印象的だ。
また、爆破属性の攻撃を繰り出す「ヤツカダキ亜種」も登場するとのこと。原種とは一味違ったモンスターになっているのだろうか。