AppleのMRヘッドセットはiOS 16と関係している? 今年にも発売か

 Appleが新型ヘッドセットの開発を進めている可能性が明らかになった。AR(拡張現実)とVR(仮想現実)を融合させたようなMR(複合現実)仕様になると見られている。

 U1チップとARKitを搭載したMRヘッドセットを、Appleが2022年後半か2023年初頭にローンチする、と海外では囁かれている。

Matt Talks TechのYouTubeより

 最新のオペレーティングシステム「iOS 16」には、トランシーバー、インタラクティブマップ、天気データなどのアプリ機能を拡張できるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)がある。

 また、iOSに対応したARフレームワーク「ARKit」には、デバイスの正確な位置や空間認識をつかさどる超広帯域U1チップが統合。「Nearby Interaction API」を使い、ARKitを介してU1チップをAR(拡張現実)と統合することが可能だ。

 アプリ「Find My」は、U1チップが提供するデータとiPhoneのカメラを使って、ユーザーをAirTagに正確にガイドすることができるが、U1チップとARKitを使いアプリに同様の機能を持たせることができるというのだ。

 例えば、どこかに置き忘れたアイテム、関心のあるモノなどにユーザーを誘導できるようになる。

 AppleがU1チップをiPhone11で初めて搭載した際には、AirDropのようなエクスペリエンスはほんの始まりに過ぎないと述べ、さらなる進展をほのめかした。

 このような経緯から、AR・VRデバイスのローンチに向けて、Appleは大きく前進しているという見方が海外の専門家の間で強まっているのだ。

 これが事実だとすれば、あと半年以内にも、私たちはAppleのMRヘッドセットの実物を目にすることになるだろう。

(画像=YouTubeより)

(source)
https://9to5mac.com/2022/06/09/ios-16-u1-with-arkit-apple-headset/
https://www.youtube.com/watch?v=qGCn9Weyw8E

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