『青春スター』4話ーーコロナ感染、声帯ポリープ……参加者に次々と立ちはだかる壁 本戦で勝利したチームは?

 前回、ついに本戦が幕を開けた「青春スター」。本戦2組目がはじまった第4回の放送でも、選び抜かれた挑戦者たちによるプロ顔負けのステージが繰り広げられた。それぞれの持つスキルが明らかになるものから新たな挑戦まで、エンジェルたちも圧倒されるような勝負の数々に目が離せない。

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 バラード曲を披露するボーカル派、シンガーソングライター派からはR&Bに挑戦するメンバーがそれぞれ3人ずつ姿を現した。続いてアイドル派からは最年少13歳を含む平均年齢16.2歳の5人が登場。3グループどれも全く異なる雰囲気を持っており、どんな勝負になるかが予想できない展開だ。

 トップバッターのボーカル派の3人は、Taeyounの「UR」を披露。スタートにぴったりなミョジンの大人っぽく落ち着いた声から始まり、ヒョンモの可愛らしくも切ない歌声が、シンヨンのしっとりと透き通った声に繋いだ。それぞれの歌声ももちろん、ずれのない安定したハーモニーも耳をくすぐる。後半につれて芯が強くなっていく3人の歌声がそれぞれの良さを引き立て合うステージだった。しかし、エンジェルからは選曲が難しかったとのコメントが。1人で続けて歌ってこその曲を、分解して3人で歌ったことが少しマイナスになったという。

 アイドル派の5人はRed Velvedの「Red flavor」で愛嬌とエナジーいっぱいのステージに。ガヨンのスキルの高さが目立っており、エンジェルからは特に高評価だった。また、ユリとイヨンの成長にも言及されていた。しかし、メインボーカルとしての実力を持っているはずのイェウンが途中で少し音を外してしまったのが目立っていた。全体としてはいい仕上がりだったため本人にとっても悔しさを残すステージだっただろう。

 シンガーソングライター派のシン・アリン、スビ、リユ・ジヒョンの3人はリスのような小さく可愛い雰囲気で、R&Bリスのキャッチコピーで登場した。エンジェルの中のカン・イナ作詞の「Bloom」をR&Bアレンジで披露するという。ミッションとしてこの曲が渡されると、セクシーなイメージのこの楽曲をどうするか困り果てている様子だった。ジヒョンのギター曲にしてもうまくいかないというアイディアから大幅な編曲を行うことにし、テンポの変更から始まって3人で作り上げた。シンガーソングライター派がギターを持たずに手ぶらで歌うために考え抜いたステージは、原曲のセクシーさもしっかりと残したリスペクトのある編曲でありつつも、オリジナリティに溢れていた。アリンの色っぽい歌い方と表情、ジヒョンの可愛らしさが少し色気を持ったような歌い方、スビのキュートな歌声が光っており、それに加わった振付けやコーラス含めエンジェルからも大絶賛だった。

 結果としてこの組の1位はシンガーソングライター派。これにボーカル派、アイドル派と続くことになった。ここで全ての組の点数が4点、同点となった。

 2組目の対決は、エンジェルからの評判も高いジュニョク率いるアイドル派の4人。ボーカル派からロックンロールガールズチーム4人、そしてシンガーソングライター派の2人だ。最後に登場した2人は、余裕のあるボーカルチームと対照的にガールズポップのキャッチコピーで登場したが少し弱気に見えるために他のチームにもライバルに見られず悔しい始まりに。

 アイドル派はジュニョクがリーダーシップをとり練習を行ったが、その熱量に他のメンバーが圧倒されていた。必死に食いついていった4人だったが、最高のラッパーであるミンソクが前日にコロナ陽性に。ジュンスが人生で初めてのラップに挑戦し、その穴を全員でカバーする。NCT127の「Kick it」をエナジーたっぷりに披露し、その完成度の高さに会場にインパクトを与えた。ジュニョクの実力は相変わらずで、加えてテウの表情演技にも驚きだった。ジュンスは追加合格だったにも関わらず最高の迫力で、ラップのミスをずっと気にしていたがエンジェルからは大絶賛だった。

 自信と余裕たっぷりのボーカル派の練習は、ボスのような雰囲気のヒヨンを他の3人が初めは怖がる形からスタート。4人のイメージにぴったりなMAMAMOOを披露することに。初めてのダンスに戸惑うメンバーもおり苦労していたが、雑談をするウンジとミンギョンにヒヨンが注意するなどグループの雰囲気もあまりよくなく、中間点検でもその2人に厳しい指摘が。その夜、1人だけ懸命にやる悔しさにヒヨンは失望して涙をながし、ウィソンに悩みを打ち明けウンジの緊張と失敗を受け入れた。中間点検を経てゲットしたチームワークで、全員の伸びやかでかっこいい歌声とハーモニーが光り、4人の完璧な歌のスキルで会場を沸かせた。 

 最後のシンガーソングライター派は、牽制するのではなく自分の音楽を見せるという2人の意志の強さが魅力的だ。ヒョジンは内向的なのにカメラがあるとおちゃらける面白い性格。真面目に頑張り、お互いを尊重し合い尊敬し合う2人は和やかな雰囲気で編曲をスタートしたが、中間点検では、純粋さはあるが元気さがないと言われてしまった2人。ビジュアルと元の曲の弱さにどうスパイスを加えるかに苦戦していた。赤頬思春期の「galaxy」を披露すると、ヒョジンの可愛い声とヘウォンのうっとりするような声がマッチしておとぎ話のような世界を作り上げる。物語が始まるかのような演出と楽しそうな2人の雰囲気と、演出だけでなく完璧な音程にも心惹かれた。編曲のスキルもありエンジェルからは今日イチのステージだとのコメントが。

 接戦のこの勝負を制したのはアイドル派。続いてシンガーソングライター派、ボーカル派となった。

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