『青春スター』3話ーー日本人参加者カズタが苦戦? 過酷な本選のルールとは……
66人の合格者の元に届いたのは一つのボックス。中には2枚のカードが入っており、選んだカードによって本選でのチームが組まれる。
本選の会場では、予選の審査結果をもとに66人の合格者がA~Cのランクに分けられ、さらにそれぞれのジャンルでの1位と最下位が発表された。
第1ラウンドはK-POP対決。6回に分けて戦い、その勝ち負けでそれぞれの派閥の脱落者数が決まるという「勝者独占3派戦」だ。それぞれのパフォーマンスが全員の生き残りにつながる。
まず「ボーカル派」からは、ロックンロールで意気投合したパク・ジョンヒョン、パン・ジュンウォン、ムン・ジェホのユニット。「シンガーソングライター派」からは「アポロ3兄弟」を名乗る、レトロな雰囲気を纏う元気な3人組。「アイドル派」からは、アイドル派1位のカズタを含む「アニマル5」チーム。
はじめに披露するのはBTSの「Boy in Lov」を披露する「アニマル5」チーム。パート決めの段階ではラップパートを担当するメンバーが足りず、チビンが初挑戦をすることになった。
練習評価の時点ではそれが足を引っ張ることになってしまい、厳しい指摘を受けた。メンバーもチビンも苦しみながら最大限練習し、努力を重ねての本番となった。今回もカズタの実力が目立ったが、一方でチビンのミスやぎこちなさも印象に残ってしまっていた。
ロックンロールを選んだ「ボーカル派」の3人の話し合いでは、予選の経験からかパート決めの時点からジェホが消極的になってしまっていた。しかし、かっこよかったと、下がっていた自己肯定感を上げ、力になると言った2人とともに笑顔を増やしていった。
練習でもバランスの良さに高評価を受けていた3人だが、リハーサルではジュンウォン以外の喉が不調に。不安の中迎えた本番は、ジュンウォンが気負いすぎてしまい失敗してしまったものの、今度は2人が守るように全力を出してカバーした。
「シンガーソングライター派」からは、全員がチャーミングで個性のあるクマン、シオン、ボムジンの「アポロ3兄弟」。編曲の得意なクマンが脅威のスピードで完成させ、振り付けまでつけた楽しそうな3人だったが、練習評価では全てを完璧にやる難しさが露わになった。
それを努力で乗り越えたシオンとともに、本番では笑顔満開のパフォーマンスでハーモニーもばっちりだった。クマンの編曲スキルの高さ、ボムジンのギターソロも評価を受けた。
どのチームも惜しいところはありつつも、ソロとは違う魅力が伝わってくるステージだった。熾烈な3組の対決を制したのは「アイドル派」。2位は「ボーカル派」、3位が「シンガーソングライター派」となった。自信たっぷりだった「アポロ3兄弟」はショックをうける結果だった。自分たちの評価とは違う結果となったため、エンジェルも驚く結果となった。
意外な結果が待ち受け、一回でたくさんのドラマを繰り広げる「青春スター」。本選が始まった第3回ではこれまでよりもステージの裏側まで注目できるようになった。待ち受ける予想できない展開に、これからがさらに見逃せなくなった。