『今日好き 皐月編』4話ーーエイミーの“モテテク”が炸裂 アピールされたりんのすけの反応は?

あきは、りんのすけ&かいとのどちらに想いを絞った?

 第3話から始まった2人きりでの水族館デートも間もなく終了。この半日の思い出を笑顔で矢継ぎ早に振り返るあきは(大西陽羽)の横顔を眺めて、“かわいい”という感情が吹き出し笑いで表れてしまうかいと(石田海斗)。そんな彼について「安心感があった」「一緒に来れてよかったと思った」と、今度はあきはが言葉にするなど、徐々にカップルらしい雰囲気のやりとりが見え始めてきた。ここでは当初から心変わりをし、かいととりんのすけ(春山凜之介)の間で揺らいでいると語っていたが……。

 あきははやはり、りんのすけに想いを絞る。理由は単純で「離れて逆に気づけた」というもの。グループ別行動が生んだ“ありがちな恋愛”パターンだ。もちろん、かいととの時間が楽しかったのは紛れもない事実だろう。その上で本人も語っていたが、彼に会えない事実がとても辛く、りんのすけの存在を思い出さないよう、自身のキモチに蓋をしていたという。

 当たり前だが、蓋をしたものは中身が見えなくなる。蓋を開けた時に、たとえ自身のキモチが膨れ上がっていても“見えなかった”のだから仕方がないのだ。いまのあきはの心境に寄り添うとすれば、きっとそんな状態なのだろう。ここからのあきはは、りんのすけの最終告白を待つのみだ。

エイミー、スタジオメンバーをも唸らせた数多の“モテ技術”

 だが、あきはには“年下の強敵”こと、エイミーが待ち受けている。前述したりんのすけとあきはの2ショットは、グループ別行動後の夜のこと。その前の夕方の時間帯に、彼はエイミーとこの日最後の2ショットをしていたのだ。

 しかも、その内容は“エイミーの胸キュン恋愛塾”と呼ぶに相応しいほど、彼女の“モテテクニック”がふんだんに詰まったものに。『皐月編』の最終的な結果いかん、あるいは本人がこうした恋愛術を愛しているか否を考慮せずとも、彼女はきっとモテる女子なのだろう。そんなように考えさせられたほか、スタジオメンバーが唸ってしまうほど、エイミーの恋愛スタイルには学ぶところが多い。本稿ではこの2ショットの流れに沿いながら、その一部を抜粋しよう。

 まずは、りんのすけが勇気を出せず、エイミーを2ショットに誘えてないことには「寂しい。普通に寂しい」と軽いジャブを。そこから「私はめちゃめちゃずっと一途。絶対に変わらない、本当にっていうことを伝えたいのと」という言葉から「あと、普通にめちゃめちゃ好きです」と、本音をこぼすまでの少しの間とタイミング、何より声のトーンのニュアンスが絶妙すぎる。

 さらには、この日の朝にふたりで繋いだ手をスマホのロック画面にしたり、写ルンですの最後の1枚分を残しておき、告白で自身が選ばれた際に記念撮影をしたいとアタックをしたり。最後には、他メンバーのもとに戻る際に手を繋ぐだけでなく、それを指摘されてもぎゅっと手を離さないところも見どころだった。よくある話だが、本人たちがそうとは思っておらずとも、周囲からの“仲がいい”や“カップルみたい”だという指摘があることで、自然と恋愛感情を意識してしまうもの。りんのすけに対して、そうした認識の変化を与えるという意味でも、このアプローチは有効だったのかもしれない。

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