『青春スター』2話ーー日本人参加者・カズタの結果は? 予選からレベルの高い戦いに
続くアイドル派からは、日本人のカズタ。3年間韓国に住んでいるというが、流暢な韓国語で会場を驚かせた。母親へのビデオレターを韓国語で行う天然ぶりで会場を笑顔にした。一番得意なのはダンスだというが、ボーカル含め2PMの楽曲を一人で完璧にこなした。歌唱時の韓国語の発音も審査員から高評価を受け、ダンスブレイクでも実力を発揮し笑顔でファンサービスや表情演技まで行う余裕のステージだった。179票という最高得点で合格し、笑顔で終えた舞台を降りた瞬間に涙を流していた。
シンガーソングライター派最年少17歳のキム・プルムは、大人びているが個性的な雰囲気。「忘れるつもりで」と自作曲「卒業式」を演奏したが、自分の世界を持っており、引き込まれる。棒読みのように淡々としているのに感情があり、忘れられない歌声だ。オリジナリティのある演出も含め誰もが注目してしまう、天才のような存在だった。合格後は、タップダンスやカラスのモノマネを見せるなど17歳らしさも垣間見えた。
次はボーカル派のヒョン・シニョン。学校に行かず多くの時間を家で過ごしたという彼女は、人前に立つのが苦手だとしながらも一人で舞台に立った。しかし難易度の高い「記憶の空席」を歌い始めると、落ち着いた歌声で会場を包み込んだ。やわらかく綺麗な歌声で、サビでは力強く伸びやかに高音も歌いあげた。正統派のボーカルだとエンジェルからの高評価を受け、会場からも大きな拍手と共に174票で本選に進出した。
第二回放送の最後に登場したのはムン・ジェホ。体調が優れず、本番中に病院にまで行ったというコンディションの中での挑戦となった。選んだのはThe Breezeの「なんというか」。辛い中で最後まで歌い切ったが、結果発表を待たずして悔しさのあまり涙を流した。エンジェルたちは、最後まで諦めずに歌い切った努力に心を打たれ投票したが、全体では110票となり残念ながら不合格となった。深いお辞儀をしステージを後にし、最後まで真摯な姿勢を見せたジェホ。彼の最高のコンディションでの歌を聞きたいと思う人も多かっただろう。
今回も忘れられない出場者ばかりだった「青春スター」。次回はどんな展開が待っているのだろうか。