『青春スター』2話ーー日本人参加者・カズタの結果は? 予選からレベルの高い戦いに

『青春スター』2話

 新たなグローバルアーティストを生み出す注目の日韓合同オーディション番組、「青春スター」が5月19日に放送開始された。「アイドル派」「ボーカル派」「シンガーソングライター派」の3つに分かれて行われるこのオーディションには、すでに各ジャンルの参加者のレベルの高さに注目が集まっている。

 1回目の放送から、個性が光るスターの卵がレベルの高い舞台を見せ、多くの視聴者を虜にした新たなオーディション番組「青春スター」。2回目の放送を終え、さらなる実力者たちが姿をあらわした。

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 まずは、制服を着て登場した高校生のキム・シウォン。フィンガースタイルのシンガーというキャッチコピーで、リズム感も必要となる高度なギターテクニックを使いながら歌まで歌うというスタイルだ。チャン・ギハと顔たちの「風の便りに聞いたのだ」を雰囲気たっぷりに披露し、自作曲でも審査員に“こっちの方がいい”と言わせるまでのスキルを見せ、2曲をマッシュアップしたギター演奏からもその能力の高さが窺えた。観客の歓声に号泣しながらのパスとなった。

 次に登場したのは、3ヶ月で30kg減量して準備したというシンガー派のキム・ソンイン。
 17歳とは思えないほどの感情表現力の高さで見事に曲の切なさを表現した。歌詞のキーとなる「だんだん」というワードに乗せる感情がしっかりと伝わってきた。100票でも多いと思っていたという彼だったが、164票を獲得して次のステージに進んだ。

 アイドル派から今回最初に登場したのはチーム「タマンセ」。笑顔の妖精パク・ソヒ、元気いっぱいのキム・ガウォン、芯の強いというダンス歴3ヶ月のイ・テリム。1ヶ月の準備期間での挑戦となったが、伝説のアイドル・少女時代の楽曲をフレッシュに披露した。審査員の8人のうち7人が投票したが、ロジェはダンスの観点から未熟な点があるとし、観客の投票も得られず3人全員が脱落となった。

 そんな難易度の高いアイドル派からは続いて「イレブン」が登場。キム・ガヨン、ペク・ナリン、イ・イェウンが登場したが、小動物に似た3人の可愛らしいアイドル感の強さに注目が集まった。3人ともルックスだけでなくそれぞれがダンスやボーカルに自信を持っており、IVEの「eleven」で細かい部分まで魅力的なステージを見せた。未熟な部分まで魅力にしてしまう3人は見事に全員揃っての合格となった。

 キーボードが用意されたステージにやってきたのはシンガードングライター派のパク・へウォン。Daybreakの「上げたり下げたり」を楽しそうに弾き語りをして見せ、自作曲では童話のような物語のような曲を用意したと言っていた通り、自作曲をミュージカルのように感情たっぷりに披露した。しかし残念ながら146票で惜しくも脱落となってしまった。

 続いてもシンガーソングライター派からの挑戦者で、首や手の甲にまで入ったタトゥーと話し方が印象的なユシン。方言を隠すためか少しモゴモゴとしていた話し方とは対照的に、ギターによく合う透き通った魅力的な歌声で自作曲を披露し、審査員からも最高の評価を得た。しかしその高評価とは裏腹に不合格となってしまい、本人からは謝罪の言葉も出てしまった。初めて聴かせる曲で観客の心を奪わなくてはいけないシンガーソングライター派の難しさを感じる一幕であった。

 次は、挑戦者たちからも注目を集めていたクマン。80年代を彷彿とさせる古着の着こなしもチャームポイントだ。個性的なキャラクターで演奏前から会場の心を掴んでいたが、そのステージも印象的。イ・ソラの楽曲をシティポップ風にアレンジして披露し、自作曲「波瀾万丈」も同じテイストで可愛らしいポーズを交えながら最後まで伸びやかに走り抜け、参加者、エンジェル、観客全員の評価をしっかりと受けて見事にパスした。

  次の挑戦者もシンガーソングライター派からで、とても慎重派のキム・ギョンミン。路上ライブも行っているという彼は、アカペラから始まる難曲で挑んだ。ピアノの音色とともに優しい歌声が響き、続く自作曲「僕がいない君の写真」も、切ない歌詞を見事な表現力で歌に乗せていた。審査員からも好評で、パスしたものの161票という票数には少ないのではという声まで上がったほどだ。

 続いてはボーカル派からクォン・ヒョンモ。「西京大学のセリーヌディオン」のキャッチコピーで登場したが、多くの実力者が脱落していくのを見て緊張している様子だった。プレッシャーに負けてしまいそうな様子でパク・ヨファビ「どうしてますか」を歌い、本人としても、手も声も震えてしまいいつも通りの実力を出せていないようでとても悔しそうだった。しかし、それでもこのレベルまで歌ったことが評価されたのか、その懸命な様子が観客の心を動かし合格となった。

 次はシンガーソングライター派からク・ギフン。実は同じ出場者であるキム・ギョンミンと一緒にユニットを組んでおり、二人のユニットはその実力からエンジェルも知っているほど有名だという。緊張した様子だったが始まる前も笑顔で落ち着いていて、自分の雰囲気に合うようなNellの曲と自作曲を演奏した。しかしその中に入れ込まれる情熱的なパートが魅力的だった。エンジェルのほとんどがファンになりかけるほどだったのだが惜しくも4票足りず不合格になってしまい、本人も悔しさを滲ませた。

 次はアイドル派から「Yesterday」チーム。過去のグループメンバーから暴力の被害を受けたことが障壁になってしまっているというチョン・チビンがリーダーを務めた。共に挑戦したヤン・ジュニョクとソン・ミンソクに支えられこの舞台に挑むことになる。緊張しながらも楽しそうにステージを終え、まだ未熟な部分はあったもののジュニョクの実力もあり見事にグループとして次のステージに進むことができた。

 シンガーソングライター派から登場した、元ピアノ教師のペクア。他の挑戦者やエンジェルからも元々知られていた実力の持ち主だ。Jang Pill Soonの曲を芯のしっかりした優しい歌声と安定したピアノの演奏で披露し、自作曲「テドゥリ」では繊細なメロディーと歌詞で会場を自分の世界に引き込んだ。会場には涙する参加者もおり、見事本選に進んだ。

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