『青春スター』1話ーー予選を通過した実力者は? 13歳の小学生も圧巻のパフォーマンスを披露

 新たなグローバルアーティストを生み出す注目の日韓合同オーディション番組、「青春スター」が5月19日に放送開始された。「アイドル派」「ボーカル派」「シンガーソングライター派」の3つに分かれて行われるこのオーディションには、すでに各ジャンルの参加者のレベルの高さに注目が集まっている。

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 予選では会場に集まった観客と「エンジェルミュージシャン」と呼ばれる8人が審査を行う。審査員は、スターの条件の一つ目である「スター性」を感じた挑戦者に票を入れ、200票中150票以上獲得すると本選出場が可能になる。本稿では#1で描かれた予選の様子を振り返っていく。

 1人目の挑戦者は、キーの高い名曲「告白」を披露したボーカル派のリュ・ミンヒ。自己紹介の緊張した姿とは打って変わったような安定感のある透き通るようなハイトーンボイスで、8人の目を見開かせ、観客を見ながら歌う姿にも驚きの声が上がっていた。一度はバランスを崩したものの、気落ちせず見事に持ち直す様子からも安定した実力を感じさせた。エンジェルミュージシャンの8人全員も票を入れ、本選への出場を決めた。

 2人目はアメリカ出身、19歳のチョン・スミン。シンガーソングライター派としてギターを持って舞台に上がったが、子犬と自称した通りの魅力を持っており、まだそこまで得意ではないという韓国語とその可愛らしさで会場の目を奪った。

 ドラマ「トッケビ」のOSTで知られる「Beautiful」とBugsの「Our Happy Time」をメドレーのようなアレンジで披露した。柔らかい歌声で印象は良かったが、経歴一年ということもあり少し荒さの残るステージとなった。本人の後悔の残る表情とは裏腹に、結果はパス。嬉し涙の進出となった。

 3人目はチョン・ソンユン。アイドル派からだが、1人での出場となった。キラキラした見た目と少しギャップのある釜山訛りも魅力の一つだ。

 審査員も「この曲は危険だ」と言った、BTS ジョングクのソロ曲「Euphoria」のステージを見事に1人で完成させた。エンジェルの8人はその完成度の高さに驚きを隠せず、ダンス・ボーカルともに各分野のプロフェッショナルから絶賛を浴びることとなった。見事174票を獲得し、誰もが予想した通り次のステージに駒を進めた。

 4人目はボーカル派、パン・ジュンウォン。パーカーを着て現れた素朴な少年が、「バイトスターから青春スターへ」というスローガンを携えてチャンスを掴みに来た。

 カン・サネの「イグアナ」は印象的な曲だが、ひとたび曲がかかると、まさにパフォーマーという言葉が似合うくらい、曲の印象に負けない最高のステージを見せた。個性と魅力、舞台を楽しんでいる姿がポイントとなり見事予選をパスした。

 5人目はシンガーソングライター派から挑戦する、「小さな巨人」リュ・ジヒョン。肝が座ってる、と演奏前からエンジェルに言わせた彼女は、ゆったりとしたギターの音色にぴったりと合うヒーリング歌声を披露。

 ミスのない安定感とさっぱりとした歌詞、うっとりとしてしまうようなギターの演奏で着実に本選への進出を決めた。

 アイドル派は、グループとして脱落をした場合でも投票により個人での本選進出が可能。その制度により、キム・スンヒョク、チョ・イヨン、ファン・スジョンがチャンスを掴んだ。

 NCTの「Dunk Shot」を披露したロレンスとチャン・ヒウォンのユニット。急遽曲を変更したのちレベルテストで歌の実力を指摘されていた2人だったが、練習期間の短さを言い訳にせず全力でステージに取り組んだ。

 アイドルらしく、かわいくもエネルギッシュなステージを披露したが、149票で惜しくも不合格になってしまった。泣きながら個人投票を迎えたヒウォンと気丈に振る舞うロレンス。結果はなんと、2人とも本選進出。個人として次の舞台に行けることになった。

 次に舞台に上がったのは、ボーカル派のペク・ヒヨン。R&Bのソウルフルなオーラを纏ったヒヨンは、歌う前からカリスマ性を感じさせる。

 自信たっぷりな表情でマイクを前にすると、期待を裏切らないムードたっぷりな歌声とかっこいい仕草で魅力全開に。自分自身の長所をしっかりとわかっているパフォーマンスで175票を獲得、その集中力と落ち着きには審査員8人も驚いていた。

 シンガーソングライター派からの次の挑戦者は、4人の姉を持つ人懐っこい末っ子チュ・ボムジン。一番上の姉は韓国で有名な歌手チュ・チンジュだという。

 深みのある真の通った、しかし優しさを兼ね備えた歌声で会場を魅了した。自作曲も、キャッチーなわけではないのに印象に残るメロディーと綺麗な言葉で、審査員から絶賛だった。

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